軽トラの車検費用はいくら?実例464件の相場と法定費用|毎年ではなく2年ごと

軽トラの車検費用はいくら?実例464件の相場と法定費用|毎年ではなく2年ごと
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軽トラの車検費用は、追加の整備がほとんどなければ4万円前後から(基本料の安い店では3万円台の例もあります)、ブレーキや足回りの部品の交換が重なると10万円を超えます。

楽天Car車検に掲載されているハイゼットトラックやキャリイなど軽トラの作業実績464件では、総額の中央値が66,235円で、半分の車が53,943円から83,400円のあいだに入りました。

軽トラ(軽トラック)は軽自動車の貨物車です。

法定費用は車の重さでは変わらず、差が出るのは初度検査(新車で最初に受けた検査)の年から13年・18年を過ぎているかと、自家用か事業用(黒ナンバー)かです。印紙代も店の種類で数百円変わります。

店によって差が出るのは基本料と整備費用で、ブレーキの液や足回りのゴム部品、下回りの錆など、年数と使い方で整備の量が変わります。

この記事では、軽トラの車検が何年ごとかを法律の条文で確かめたうえで、法定費用の早見表と、作業実績を車名・年数・走行距離で分けた相場をまとめました。

乗用車用タイヤやアルミホイール、荷台の荷物や架装など軽トラの車検で見られる点も、国土交通省、自動車技術総合機構、軽自動車検査協会の公表内容をもとに説明しています。

この記事の結論

  • 軽トラの車検の総額は、実例464件の中央値で66,235円でした。7割の車が8万円未満に収まり、10万円を超えたのは14%です。
  • 軽トラ(軽貨物)の車検は初回から2年ごとで、毎年ではありません。事業用の黒ナンバーでも同じです。
  • 法定費用は車の重さに関係なく、自家用なら13年未満で26,240円、13年経過で27,840円、18年経過で28,440円です。
  • タイヤはLT規格でなくても、荷重を支える力が足りていれば通ります。アルミホイールはJWLの表示で足りますが、はみ出し10mmの特例は使えません。
軽トラの車検

軽トラの車検費用楽天Car車検の作業実績464件と掲載店の料金表から

総額の中央値66,235円
基本料の中央値16,500円
法定費用26,240円

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目次

【結論】軽トラの車検費用は総額の中央値が6万円台

楽天Car車検には、加盟店が実際に車検をした車の総額(基本料・法定費用・追加の整備を含む)が「作業実績」として車名ごとに掲載されています。

軽トラ7車名の実績をまとめて集計すると、次のようになりました。

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総額
中央値66,235円
安いほうから4分の153,943円以下
高いほうから4分の183,400円以上
8万円未満だった車71%
10万円以上だった車14%
15万円以上だった車2%

※楽天Car車検のハイゼットトラック(ダイハツ)、キャリイ(スズキ)、NT100クリッパー・クリッパートラック(日産)、アクティ・トラック(ホンダ)、サンバートラック(スバル)、ミニキャブトラック(三菱)の車検費用実績を集計(集計した時点で464件)。掲載店はガソリンスタンド・車検専門店・整備工場などで、今回の実績に販売店(ディーラー)の店名はなく、メーカー系販売店での車検は入っていない(ホンダ車の販売会社のグループが運営する車検専門店の実績は1件ある)。一部に車検以外の作業の掲載も含まれるが、総額が法定費用より低い6件を除いても中央値は66,540円で、ほとんど変わらない。また、NT100クリッパーとクリッパートラックの実績には、店がNV100クリッパー(軽バン)などの車検として書いたものが10件含まれる(楽天Car車検の掲載のまま)。この10件を除いた454件では、中央値が66,065円、中ほど半分が53,960〜83,360円。

軽トラの車検費用 実例464件:総額の中央値66,235円、中ほど半分は53,943〜83,400円。車齢別の中央値は3年以内53,960円、4〜5年60,000円、6〜7年63,711円、8〜9年68,313円、10〜12年66,000円、13年以上69,495円。13年を過ぎても7万円前後。楽天Car車検の作業実績を集計
初回は5万円台、13年を過ぎても7万円前後が中心

車名別|ハイゼットトラックは6万円、キャリイなどは7万円前後

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車名件数総額の中央値中ほど半分の範囲
ハイゼットトラック(ダイハツ)181件60,000円50,000〜73,680円
キャリイ(スズキ)138件70,875円58,000〜87,900円
NT100クリッパー(日産)48件71,047円58,990〜89,235円
アクティ・トラック(ホンダ)37件71,708円57,740〜110,050円
サンバートラック(スバル)26件72,782円62,090〜96,503円
ミニキャブトラック(三菱)26件71,242円52,970〜107,654円
クリッパートラック(日産)8件60,800円59,270〜64,350円

※クリッパートラックは件数が少ないので参考値。NT100クリッパーとクリッパートラックは、楽天Car車検では別の車種ページになっている。NV100クリッパー(軽バン)などの10件を除くと、NT100クリッパーは39件・中央値75,240円(中ほど半分は59,530〜98,711円)、クリッパートラックは7件・中央値60,000円。

ハイゼットトラックは、9年以内の車どうし、10〜17年の車どうしで比べても、キャリイより中央値が1万円ほど低くなっていました。

ただ、車名ごとに実績を載せている店の顔ぶれが違うので、車名だけで費用が決まるわけではありません。

国土交通省の燃費一覧を見ると、現行のNT100クリッパーとミニキャブトラックはキャリイと、サンバートラックとピクシストラックはハイゼットトラックと同じ型式のエンジンを積む兄弟車で、車検で見られる内容は変わりません。

費用の内訳は「法定費用+基本料+整備費用」

車検の総額は、国に納める法定費用、店に払う車検基本料(点検・検査・代行の手数料)、部品交換などの整備費用の3つを足したものです。

自家用の軽トラの法定費用は13年未満なら26,240円で、楽天Car車検に掲載されている全国5,857店の軽自動車の基本料(ネット予約の割引後)は、中央値が16,500円でした。

基本料が中央値の店で追加の整備がなければ、4万3千円前後が目安になります。

楽天Carの車種ページに出ている「全国平均の車検費用」(ハイゼットトラックで45,520円、集計した時点)も、基本料と法定費用を足した参考価格で、追加の整備費用は入っていません。

実例の中央値がそれより2万円あまり高いのは、ブレーキフルードやエンジンオイルの交換など、追加の整備が多くの車に加わっているためとみられます。

楽天Car車検のおすすめポイント

  • 1郵便番号を入れるだけで、近くの店の軽トラの車検費用を並べて比べられる
  • 2約6割の店がネット予約の割引を出していて、割引額の中央値は8,000円
  • 3軽トラの作業実績464件で、実際にかかった総額と整備の内容が分かる
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法定費用|軽トラは車の重さに関係なく決まる

法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代)の3つです。

軽トラは軽自動車なので、重量税は車両重量に関係なく定額で、車検のたびに2年分を払います。

自家用か事業用(黒ナンバー)かで変わるのは重量税だけで、自賠責保険料は同じです。

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区分重量税(2年)自賠責(24か月)印紙代(指定工場)合計
自家用・13年未満6,600円17,540円2,100円26,240円
自家用・13年経過8,200円17,540円2,100円27,840円
自家用・18年経過8,800円17,540円2,100円28,440円
事業用(黒ナンバー)・13年未満5,200円17,540円2,100円24,840円
事業用・13年経過5,400円17,540円2,100円25,040円
事業用・18年経過5,600円17,540円2,100円25,240円

※重量税は国土交通省「自動車重量税の税額表」(継続検査・検査対象軽自動車)のエコカー外の額。自賠責保険料は損害保険料率算出機構の基準料率で、軽自動車は自家用と営業用で同じ額(離島以外・沖縄県を除く)。印紙代は指定工場で窓口申請した場合の額で、OSS申請なら1,850円。

軽トラの法定費用:自家用・13年未満は重量税6,600円、自賠責(24か月)17,540円、印紙代2,100円で合計26,240円。13年経過27,840円、18年経過28,440円、黒ナンバー24,840円。車の重さでは変わらない。重量税はエコカー外の額
軽トラの法定費用は、年数と自家用か事業用かで決まる
JPCARS編集長JPCARS編集長

見積もりの法定費用がこの表と違うときは、まず車検証の初度検査の年と、自家用か事業用かを見てください。

どの行に当たるかが分かれば、書かれている額が合っているかをその場で確かめられます。

検査場に車を持ち込む店では印紙代が2,500円になり、自家用・13年未満で26,640円になります。

本則の5,000円になる軽トラは少ない

重量税には、エコカーの要件を満たす車に使う本則の税額(2年5,000円)があります。

継続車検で本則になるには、排出ガスの少ない低排出ガス車の認定を受けていることと、トラックの燃費基準を達成していることの両方が条件です(国土交通省)。

国土交通省の燃費一覧では、現行のハイゼットトラック・キャリイとその兄弟車は、どの型式も低排出ガス車の認定がありません。

燃費基準を達成している型式でも、もう一つの条件を満たさないので本則にはならないとみられ、この記事ではエコカー外の6,600円で計算しています。

自分の車の税額は、軽自動車検査協会の次回重量税照会サービスに車台番号を入れると確かめられます。

13年経過の重量税は14年目の車検から

軽自動車の重量税は、車検証の初度検査の年から数えて13年たった年の11月以後に受ける車検から、「13年経過」の税額(自家用8,200円)になります(国土交通省)。

2年ごとに車検を受けている軽トラに当てはめると、12年目の車検までは6,600円のままで、14年目の車検(7回目)から8,200円です。

18年経過(自家用8,800円)も同じ数え方ですが、2年ごとの車検に当てはめると、初度検査の月と車検を受ける時期によって、18年目の車検から上がる車と20年目から上がる車に分かれます。

見積もりの重量税が合っているかは、照会サービスで確かめられます。

自賠責は次回の改定で上がる

自賠責保険料(24か月)は、次回の改定で17,540円から18,660円に上がります。

保険期間の始まりが改定日以降の契約から新しい額になり、自家用・13年未満の法定費用は27,360円になります。

ユーザー車検の窓口は軽自動車検査協会

軽トラの車検を自分で受ける場合は、運輸支局(いわゆる陸運局)ではなく、軽自動車検査協会の事務所・支所に持ち込みます。

検査手数料は2,500円(検査手数料2,100円と技術情報管理手数料400円)で、自家用・13年未満なら法定費用は26,640円です。手順は「安くする方法」の節にまとめました。

車検は何年ごと?|軽トラは初回から2年ごとで毎年ではない

道路運送車両法第61条は、貨物を運ぶ車の車検の有効期間を1年としていますが、その対象から軽自動車(検査対象軽自動車)を外しています。

また、新車の初回だけ3年にする決まりは、自家用の乗用車が対象です。そのため軽トラは、新車の初回もその後も2年ごとで、仕事で使う黒ナンバーの軽トラも同じです。

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車の種類初回2回目から
軽トラ(自家用・黄色ナンバー)2年2年
軽トラ(事業用・黒ナンバー)2年2年
軽の乗用車(自家用)3年2年
小型・普通の貨物車(白ナンバーの4ナンバー・1ナンバー)2年1年

※道路運送車両法第61条。小型・普通の貨物車は車両総重量8t未満の場合。軽トラのナンバーも地名の横の分類番号は4か6で始まるが(軽自動車検査協会)、黄色(事業用は黒)のナンバーの軽貨物なので2年ごと。

JPCARS編集長JPCARS編集長

「トラックは毎年車検」という話は、白ナンバーの4ナンバー(小型貨物)や1ナンバー(普通貨物)の車のことです。

軽トラは車検証の有効期間の満了日を見れば、次の車検がいつかすぐ分かります。

満了日の2か月前から満了日までに車検を受ければ、次の満了日は元の満了日から2年後になるので、早めに受けても期間は減りません。

年数別|初回は5万円台、13年を過ぎても7万円前後

作業実績を、掲載された年と年式の差(おおよその車齢)で分けると、次のとおりです。軽トラは2年ごとなので、車齢と車検の回数の対応は乗用車と違います。

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車齢の目安車検の回数の目安件数総額の中央値中ほど半分の範囲
3年以内初回(2年目)33件53,960円45,600〜65,000円
4〜5年2回目(4年目)43件60,000円52,000〜68,488円
6〜7年3回目(6年目)46件63,711円51,720〜82,840円
8〜9年4回目(8年目)49件68,313円58,990〜87,900円
10〜12年5〜6回目101件66,000円59,000〜87,660円
13〜17年7〜8回目87件68,520円52,000〜89,660円
18年以上9回目以降105件70,000円54,725〜91,630円

※車齢は「掲載年−年式」で数えた目安で、登録月や掲載の時期によって1年ほどずれることがある。年式が「1999年以前」とだけ書かれた16件は1999年式として数えた。13年以上の192件をまとめると中央値は69,495円。

年数がたつほど中央値は少しずつ上がりますが、13年を過ぎた車でも7万円前後で、上がり方はゆるやかです。

走行距離で分けると、1万km未満の車は52,620円、5万〜10万kmの車は68,729円、14万km以上の車は77,989円でした。

年式が古く、走行距離の短い車が多い

軽トラの実例は、年式の古い車が多いのが特徴です。464件のうち18年以上たった車が23%あり、同じ方法で数えたプリウスの実例(2%)やハイエースバンの実例(13%)より多くなっていました。

一方で、1年あたりの走行距離は中央値で約4,500km(プリウスは約7,900km)と短く、13年以上の車の28%は走行距離が5万km未満でした。

畑や近所の用事など、短い距離で長く使われている車が多いとみられます。

ただし、走った距離が短くても、ゴム部品やブレーキの液は年数で傷みます。

13年以上で走行距離が5万km未満の車の中央値は68,410円で、9年以内で5万km未満の車(58,410円)より1万円ほど高くなっていました。

※1年あたりの走行距離は、走行距離の区間の下限に2,500kmを足して車齢で割った目安(14万km以上の車は除く)。プリウスとハイエースバンは、同じ楽天Car車検の作業実績を同じ方法で計算した。

実例で見る軽トラの車検|総額と整備の内容

軽トラの作業実績から、総額の安いものから高いものまで5件を選んで、整備の内容をまとめました。

同じ軽トラでも、交換する部品によって総額が大きく変わることが分かります。

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総額車名走行距離地域主な整備の内容
40,990円ハイゼットトラック(2006年式)約2万km愛知県追加の整備はなし。年数で上がった重量税を含めた総額
49,420円ハイゼットトラック(9回目の車検)約7万8千km青森県ブレーキフルードの交換と、冬道に備えた下回りの防錆塗装
65,840円キャリイ(1999年以前)12万5千〜13万km岐阜県エンジンオイル・ブレーキフルード・ワイパーゴム・ラジエーターキャップ・後ろのブレーキのカップキットの交換と光軸調整(ネット予約の割引3,300円を引いた額)
94,176円ハイゼットトラック(ダンプ)約15万3千km三重県ブレーキの清掃、ブレーキオイル・クーラント・ワイパーゴムの交換、タイロッドエンドのブーツとロアアームの交換
136,000円キャリイ(2002年式)約10万km愛知県後ろのドラムブレーキで液が漏れていたため左右のホイールシリンダーを交換、バッテリーやエアクリーナーの交換、エアコンガスのクリーニングなど

※楽天Car車検の作業実績(店が掲載した内容)を要約。総額は基本料・法定費用・追加の整備を含む。車名・年式・車検の回数は店の記載から。

実例から分かること

年式が古くても、走行距離が短く部品の状態がよい車は、追加の整備がないか少なく、4万円台に収まっていました。

10万kmを超えた車でも、交換がオイル類や小さな部品で済んだキャリイは6万円台でしたが、ブレーキの液漏れの修理や足回りのブーツ・ロアアームの交換が加わった車は9万円から13万円台になっています。

荷台・タイヤ・ホイール|軽トラの車検で見られる点

軽トラの車検で見られる点:荷台は荷物を降ろし泥を落とす、タイヤはLTでなくても荷重が足りればOK、アルミホイールはJWLの表示でOK、はみ出しは10mmの特例は使えない。最大積載量の表示も確かめる。OBD検査の対象一覧に載っていない
軽トラは貨物車なので、乗用車と基準が違うところがある

荷台は空にして、泥を落としてから受ける

軽自動車検査協会は、検査場で検査を受ける車について、「荷台等に物品等が積載されていない状態」で、泥や雪が付いていない状態にするよう指示しています。

農作業の道具やコンテナは降ろし、畑で付いた下回りの泥は洗い流しておくと、点検や検査がしやすくなります。店に預ける場合も、荷物は降ろしておくと当日の手間が省けます。

車体の後ろ(後面)には、最大積載量の表示が必要です(保安基準第18条第8項)。軽トラの最大積載量は各社とも350kgです。

表示がはがれて読めなくなっていたら、車検の前に貼り直してください。

タイヤ|LT規格でなくても、荷重を支える力が足りていればよい

審査事務規程では、荷物を最大まで積んだ状態で1本のタイヤにかかる重さが、そのタイヤの負荷能力(ロードインデックスで決まる)以下であることを確かめます。

乗用車用のタイヤを貨物車に付けた場合も同じ方法で計算するとされていて、「LT(ライトトラック)規格でなければ通らない」という決まりはありません。

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タイヤの表示の例ロードインデックス1本の負荷能力
145/80R12 80/78N LT(ハイゼットトラックの純正)80450kg
155/65R14 75S(乗用車用の例)75387kg
165/55R14 72V(乗用車用の例)72355kg

※自動車技術総合機構「審査事務規程」7-11と別表4。LTタイヤの「80/78」は、左の80がタイヤを1本で使う場合の値。「145R12 6PR」のようにロードインデックスのない古い表示のタイヤは、日本自動車タイヤ協会の規格の表で負荷能力を確かめる。「6PR」はタイヤの強さの表示で、6輪という意味ではない。

荷物を積んだ状態の軸重は、車検証に書かれた空車の軸重に、荷物と乗る人の重さのうち後ろの車軸にかかる分を足して計算します。

乗用車用のタイヤでロードインデックスが小さいものは足りないことがあるので、替える前に店で計算してもらうと確実です。

溝1.6mm未満とはみ出しは不合格

タイヤの溝がどこか1か所でも1.6mmに届かないと車検に通りません(審査事務規程7-11)。

タイヤ側面の文字や保護帯の部分に限って10mm未満のはみ出しを認める特例は、乗用車(乗車定員10人以上を除く)だけのものです。

軽トラは貨物車なので、タイヤもホイールもフェンダーの内側に収める必要があります。

アルミホイール|軽トラはJWLの表示で足りる

社外のアルミホイールは、JWLなどの表示があれば強さの基準を満たすものとして扱われます(審査事務規程7-11)。

JWLだけで認められるのは、乗用車と、車両総重量3.5t以下で最大積載量500kg以下の貨物車です。

最大積載量350kgの軽トラはこちらに入るので、ハイエースのバンのようにJWL-Tの表示が必要になることはありません。

年式の古い軽トラの車検|錆・ブレーキ・リコール

作業実績の詳細ページ(店の作業内容の説明と追加整備の欄)を見ると、下回りやハブ、マフラーの防錆塗装・錆止めが書かれていた車は全体の8%で、総額が10万円以上の車では21%でした。

雪の多い地域や海の近く、田んぼや畑で泥をかぶる軽トラは、下回りや荷台の裏に錆が出やすいとされ、車検のついでに防錆塗装を頼む人がいます。

防錆塗装は予防のための作業なので、車検に通すために必ず必要なものではありません。

見積もりに入っていたら、錆の状態を見せてもらってから決めてください。

ブレーキの液漏れやブーツの破れは直してから

10万kmを超えた軽トラでは、後ろのドラムブレーキのホイールシリンダーやカップキットの交換、タイロッドエンドやボールジョイントのブーツの交換が見積もりに入ることがあります。

ブーツ類の交換や破れが書かれていた車は全体の18%でしたが、総額10万円以上の車では41%でした。

ブレーキの配管や継ぎ目からの液漏れ、かじ取り装置のブーツの破れは、そのままでは車検に通りません(審査事務規程7-13・7-15)。

OBD検査もタカタ製エアバッグの車検停止も対象外

現行の軽トラは、自動車技術総合機構が公表しているOBD検査の対象の型式一覧に載っていません。軽の貨物車で一覧に載っているのは、ハイゼットカーゴなど軽バンの一部です。

見積もりにOBD検査の料金が入っていたら、内容を確かめてください。

国土交通省が公表しているタカタ製エアバッグのリコール届出の一覧では、赤字の届出が、未改修だと車検に通らない扱いの対象です。

この一覧にキャリイ、アクティ、ミニキャブ、クリッパー、サンバーの名前はなく、一覧にあるハイゼットについても、ダイハツは対象を「トラック除く」としています。

ほかのリコールは未実施でも車検の合否とは別ですが、中古で買った車はメーカーのリコール検索に車台番号を入れておくと、無料で直せる修理が残っていないかが分かります。

ヘッドライトはロービームで測る

1998年9月以降に作られた車は、ヘッドライトの検査がすれ違い用(ロービーム)で測る方法に全国で移りました。

レンズの黄ばみや光軸のずれがあると指摘されることがあり、実例でも約1割の車に、ヘッドライトの光軸調整やレンズの手入れ、球の交換が書かれていました。

見積もりが高くなるケースと確かめること

作業実績について、詳細ページに書かれた作業内容の説明と追加整備の欄から、交換した部品や整備の名前を数えると、多かった順に次のようになりました。

説明に出てくる割合なので、「交換をおすすめした」という書き方も含みます。

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整備の内容説明に出てくる割合総額10万円以上の車
ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換70%73%
エンジンオイルの交換66%73%
オイルエレメントの交換37%53%
ワイパーゴム・ブレードの交換28%33%
冷却水(LLC)の交換・補充、ラジエーターキャップ23%33%
発煙筒の交換22%21%
エアコンのフィルター・クリーニングなど18%21%
タイロッドエンド・ボールジョイントなどのブーツ類18%41%
バッテリーの交換13%21%
エアクリーナーの交換11%23%
ブレーキパッド・シューの交換9%17%
タイヤの交換7%20%

※総額10万円以上は66件。

総額が10万円以上の車では、ブーツ類、タイヤ、エアクリーナー、ブレーキパッド・シューの交換が、全体の2倍前後の割合で書かれていました。

表にないファンベルトなどベルト類も、全体の6%に対して17%でした。

依頼先別|軽トラの車検はどこで受けるといくら?

楽天Car車検に掲載されている全国5,857店の、軽自動車の基本料(ネット予約の割引後で、いちばん安いコース)をチェーンごとに集計すると、次のようになりました。

楽天Car車検の料金表に軽トラだけの区分はないので、軽自動車の区分の値です。

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依頼先(楽天Car車検の掲載店)店舗数基本料の中央値
コスモ石油系の店141店13,200円
ENEOSのサービスステーション(Dr.Driveなど)1,538店15,300円
車検の速太郎131店16,500円
車検のコバック277店18,186円
ホリデー車検39店19,580円
アップル車検63店19,800円
オートバックス230店21,800円
トヨタ系の販売店73店34,950円
掲載店全体5,857店16,500円

※楽天Car車検に掲載されている全国の店の、軽自動車の区分の最も安いコースの基本料を集計。トヨタ系の販売店は、掲載されている販売会社10社・73店の集計。整備費用は含まない。

軽自動車の区分で全体の中央値(16,500円)より安いのは、コスモ石油系の店とENEOSのサービスステーションで、車検の速太郎は全体と同じでした。

コバック、ホリデー車検、アップル車検、オートバックスは全体より高く、トヨタ系の販売店(34,950円)は全体の2倍を超えます。

軽トラを売っているダイハツ・スズキなどの販売店の料金は、販売会社ごとに違い、今回の集計には入っていません。

基本料に含まれる点検の内容や、代車・整備保証の有無は店によって違うので、何が含まれているかも見積もりで確かめてください。

仕事で使う軽トラは、当日に終わるか・代車があるかで選ぶ

毎日の仕事や農作業に使う軽トラは、車検で預けているあいだ使えないと困ることが多いので、その日のうちに終わる車検(1日車検)に対応しているか、代車があるかも店選びの目安になります。

1日車検の仕組みは1日車検の記事にまとめています。

保証期間中の不具合や、リコールの修理が残っている車は、メーカー系の販売店に相談すると、車検と一緒に対応してもらえることがあります。

店に出すときの持ち物と準備

  • 車検証と、今の自賠責保険の証明書
  • 車検費用(法定費用と基本料、整備費用)
  • 軽自動車税の納税証明書は原則いらない(下のよくある質問を参照)
  • 荷台の荷物は降ろしておく

継続検査の申請書などは店が用意するので、持っていくものは多くありません。

書類をなくしたときの対応などは車検に必要なものの記事にまとめています。

\依頼先を決めたら、近くの店の料金を確認/

都道府県別|軽トラの車検費用の目安

車検の基本料は地域によって差があります。

当サイトで楽天Car車検の全国5,857店の料金表を集計し、軽トラが入る軽自動車の区分で、各店のいちばん安いコースの基本料(ネット予約の割引後)を都道府県ごとに平均しました。右の列は、そこに自家用・13年未満(重量税がエコカー外)の法定費用26,240円を足した額です。

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都道府県掲載店基本料の平均法定費用を足した目安
北海道275店17,417円43,657円
青森県67店16,384円42,624円
岩手県73店21,109円47,349円
宮城県175店14,856円41,096円
秋田県72店25,345円51,585円
山形県60店19,348円45,588円
福島県80店25,217円51,457円
茨城県172店22,278円48,518円
栃木県120店17,982円44,222円
群馬県93店18,401円44,641円
埼玉県380店20,709円46,949円
千葉県257店17,676円43,916円
東京都374店25,844円52,084円
神奈川県289店20,309円46,549円
新潟県92店26,945円53,185円
富山県60店15,154円41,394円
石川県70店15,139円41,379円
福井県52店21,253円47,493円
山梨県75店20,501円46,741円
長野県91店24,045円50,285円
岐阜県113店20,625円46,865円
静岡県213店20,266円46,506円
愛知県430店20,748円46,988円
三重県82店17,512円43,752円
滋賀県64店15,959円42,199円
京都府125店15,670円41,910円
大阪府331店15,727円41,967円
兵庫県203店17,941円44,181円
奈良県66店19,219円45,459円
和歌山県42店21,317円47,557円
鳥取県40店17,079円43,319円
島根県47店21,462円47,702円
岡山県126店16,033円42,273円
広島県173店16,777円43,017円
山口県89店17,966円44,206円
徳島県50店21,863円48,103円
香川県42店16,639円42,879円
愛媛県56店17,786円44,026円
高知県17店20,102円46,342円
福岡県235店13,525円39,765円
佐賀県36店14,845円41,085円
長崎県59店19,275円45,515円
熊本県80店18,318円44,558円
大分県58店16,443円42,683円
宮崎県42店20,650円46,890円
鹿児島県67店17,708円43,948円
沖縄県44店27,674円53,914円

※楽天Car車検の掲載店の料金表を集計(整備費用は含まない)。都道府県名にリンクがあるところは、その地域の車検が安い店を紹介した記事。事業用(黒ナンバー)の軽トラは、13年未満なら法定費用が1,400円安い。

基本料の平均が安いのは福岡県(13,525円)、佐賀県(14,845円)、宮城県(14,856円)、高いのは沖縄県(27,674円)、新潟県(26,945円)、東京都(25,844円)でした。

同じ県の中でも店によって1万円以上違うことがあるので、近くの店の料金を並べて比べるのが確実です。

地方別|軽トラの実例の総額

楽天Car車検の軽トラの作業実績を、店の所在地で地方ごとに分けると、総額の中央値は次のとおりです(10件以上ある地方だけ)。

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地方件数総額の中央値
北海道・東北40件59,000円
関東(山梨を含む)70件74,255円
北陸・信越25件71,640円
東海170件66,460円
近畿49件77,000円
中国61件65,205円
四国23件61,307円
九州・沖縄26件51,485円

※実例の多くは東海と関東の店のもの。

軽トラの車検は楽天Car車検がおすすめ|5つの理由

JPCARS編集長JPCARS編集長

同じ地域の店どうしでも、基本料の差は小さくありません。

軽トラの車検は、近くの2〜3店の見積もりを並べると、どこで差が出ているかが見えてきます。

軽トラの車検をどこに頼むか迷ったら、まず楽天Car車検で近くの店を比べると決めやすくなります。

楽天Car車検は「掲載店舗数No.1」をうたう車検の予約サイトで、郵便番号を入れるだけで近くの店の料金、口コミ、作業実績をまとめて見られます。

当サイトで掲載店5,857店の料金表を集計した結果とあわせて、おすすめの理由を紹介します。

車検の予約は楽天Car車検が便利な理由:掲載店が多く近くの店の料金を並べて比べられる、約6割の店がネット予約の割引を出していて割引の中央値は8,000円、実際の総額と口コミで選べる、代車あり93.6%・土日祝OK78.6%など条件で絞り込める、車検を受けると楽天ポイント500ポイント。見積もりの予約は約1分・無料
楽天Car車検の掲載5,857店の料金表とサービス表示を集計

1. 近くの店の料金を並べて比べられる

車検の基本料は、同じ地域でも店によって1万円以上違うことがあります。

楽天Car車検では、郵便番号や現在地から近くの店を探し、コースごとの参考価格を並べて比べられます。

楽天Car車検の料金表に軽トラだけの区分はなく、軽自動車の区分に入るので、店のコース表では軽自動車の料金を見てください。

2. ネット予約の割引がある店が多い

楽天Car車検の料金表では、掲載店の約6割(61.1%)が参考価格にネット予約などの割引を入れていて、割引額の中央値は8,000円でした。

店の窓口で申し込むより、楽天Car車検から予約したほうが安くなる店があります。

3. 軽トラの作業実績と口コミで店を選べる

楽天Car車検には、店が実際に車検をした車の総額と作業内容が「作業実績」として載っていて、集計した時点で、軽トラだけでも464件ありました。

店ごとの口コミも読めるので、料金だけでなく説明の丁寧さや仕上がりも比べて選べます。

4. 代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める

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掲載店の表示表示がある店の割合
代車あり93.6%
土日祝OK78.6%
1日車検61.4%
クレジットカードOK97.8%
整備保証92.7%

※楽天Car車検の掲載5,857店の店舗情報のサービス表示を集計。

仕事や農作業で毎日使う軽トラは、1日車検や代車ありの店に絞ると、車が使えない時間を短くできます。

代車が軽トラかどうかも、予約のときに店に確かめておくと困りません。

5. 車検を受けると楽天ポイントがもらえる

楽天Car車検で予約して車検を受けると、楽天ポイントが500ポイントもらえます。

時期によってはキャンペーンの条件を満たすと上乗せがあり、楽天Car車検の案内では合計で最大3,100ポイントとなっています(条件は楽天Car車検のページで確かめてください)。

楽天Car車検で予約する流れ

STEP
店を探して無料見積もりを予約する

郵便番号から近くの店を探し、予約フォームから申し込みます(楽天Car車検によると約1分)。

STEP
店で無料の見積もりを受ける

予約した日時に来店し、見積もりの内容を確かめます。

STEP
車検を受ける

見積もりに納得したら車検を依頼します。車検を受けるとポイントがもらえます。

見積もりは無料なので、2〜3店で見積もりを取って比べてから決めても費用はかかりません。

軽トラの車検は楽天Car車検で比べてから決める

5つの理由をまとめると、次のとおりです。

  • 1近くの店の料金を並べて比べられる
  • 2ネット予約の割引がある店が約6割(割引額の中央値8,000円)
  • 3軽トラの作業実績と口コミで店を選べる
  • 4代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める
  • 5車検を受けると楽天ポイントがもらえる

\見積もりだけなら費用はかからない/

軽トラの車検費用を安くする5つの方法

  1. 2〜3店の見積もりを比べる:基本料と整備費用は店ごとに違う。楽天Car車検なら近くの店の参考価格を並べて比べられる。
  2. 基本料の安い系列を候補に入れる:上の依頼先別の表で、基本料が掲載店全体の中央値より安かった系列の店も見積もりを取る候補に入れる。
  3. 予防のための整備は時期を分ける:防錆塗装やエアコンのクリーニングなど、車検に通すのに欠かせない作業でないものは、次の点検に回すと1回の支払いを抑えられる。
  4. ユーザー車検を検討する:基本料はかからない。点検整備は自分でするか、整備工場に別に頼む(下の手順)。
  5. 任意保険も一緒に見直す:車検の時期に自動車保険を複数社で比べておくと、年間の維持費をまとめて下げられることがある。

見積もりで確かめる項目

  1. 法定費用が軽の額になっているか:自家用・13年未満なら26,240円(印紙代が2,100円の場合)。13年・18年を過ぎた車や黒ナンバーの車は、早見表の額と比べる。
  2. 車検に通すために必要な整備か:保安基準に合わないために交換が必要なものと、予防のための整備を分けて説明してもらう。
  3. 対象外のOBD検査の料金が入っていないか。
  4. 代車の有無と、その日のうちに終わるかどうか。

ユーザー車検の流れ(軽自動車検査協会)

STEP
点検整備をして書類をそろえる

24か月点検をして点検整備記録簿を用意し、車検証と、次の満了日より長くかけた自賠責保険の証明書をそろえます。軽自動車税の納税証明書は、納付の情報が電子で確かめられる場合は原則いりません。

STEP
軽自動車検査協会に予約する

継続検査は事前の予約が必要です。受付時間に余裕をもって、事務所・支所に車を持ち込みます。

STEP
申請書を出し、手数料と重量税を納める

継続検査申請書、重量税納付書、軽自動車検査票を出し、検査手数料2,500円と重量税を納めます。

STEP
検査を受けて新しい車検証を受け取る

検査コースで検査を受け、合格すると新しい車検証と検査標章(車検シール)が交付されます。パートタイム4WDの軽トラは、二輪駆動に切り替えて検査コースに入るよう案内されています。

ユーザー車検が向いている人

平日に時間が取れて、ブレーキやタイヤの点検を自分でできる人、または整備だけを整備工場に頼める人に向いています。

検査で指摘を受けたときは、直してから受け直す必要があります。

カスタムした軽トラは車検に通る?

軽トラでよく行われる改造と、車検で見られる主な基準は次のとおりです。

軽自動車の枠は長さ3.40m・幅1.48m・高さ2.00mで、ハイゼットトラックは全長3,395mm・全幅1,475mmなので、長さと幅は枠まで5mmしか余裕がありません。

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カスタム車検で見られること
リフトアップ(増しリーフ・リーフの交換)後ろの足回りの板ばね(リーフスプリング)は指定部品の一覧にないので、高さが車検証の値から4cmを超えて変わると記載変更などの手続きがいる。前のショックやコイル(指定部品)をボルトで留めた交換は記載変更がいらない
ローダウン最低地上高が9cm以上(前輪より前と後輪より後ろの部分は、車軸から離れるほど高さが必要)
大径タイヤ・オフロードタイヤはみ出しは不可(特例なし)。荷物を積んだ状態で負荷能力が足りているか
マフラーの交換2010年4月以降に作られた車は、性能等確認済表示のある車検対応品であること
荷台の延長・あおりのかさ上げ長さ3.40m・高さ2.00mの枠を超えると軽のままでは通らない。指定部品でない部品をボルトや溶接で付けた場合は、長さ±3cm・高さ±4cmの範囲を超えると記載変更の対象
幌・キャリア・ロールバー手で外せる取り付け方や、指定部品(ラック類・ロールバー)をボルトで留めた場合は記載変更がいらない。幌は一覧に名前がないので、ボルトで固定して高さが4cmを超えて変わる場合は記載変更の対象になるとみられる(扱いは店に確かめる)
作業灯・荷台のライト後ろに向けた白い灯火は、運転席で点けられないものか、点いていることが運転席で分かるスイッチなどを付けたものに限られる

※自動車技術総合機構「審査事務規程」(7-3 最低地上高、7-11 走行装置、7-28 車枠及び車体、7-96 その他の灯火等の制限)、国土交通省「自動車部品を装着した場合の構造等変更検査時等における取扱い」と指定部品の一覧、道路運送車両法施行規則 別表第一、ダイハツ「ハイゼット トラック主要諸元表」をもとに作成。個別の部品が基準に合うかは、取り付けた店や車検を頼む店に確かめる。

鳥居の取り外しや背抜きは事前に相談

貨物車は、乗る所と荷台のあいだに隔壁か保護仕切りを備えることが求められています(最大積載量500kg以下で、座席の背もたれで荷物から守られる構造なら例外。国土交通省「自動車の用途等の区分について」)。

荷台の前の枠(鳥居)を外したり、キャビンの後ろの壁を切り抜いたり(背抜き)すると、この要件や構造等変更の検査に関わることがあるので、加工する前に車検を頼む店に相談してください。

カスタムした車を受けてくれるかは、店を選んで見積もりを予約するときに相談できます。

\カスタムした軽トラも相談できる店を探す/

軽トラの車検に関するよくある質問

軽トラの車検は毎年ですか?

毎年ではありません。軽トラは軽自動車の貨物車なので、道路運送車両法で、新車の初回もその後も2年ごとと決められています。

2回目から毎年車検になるのは、白ナンバーの小型・普通の貨物車(4ナンバー・1ナンバー)です。

軽トラのナンバーも分類番号が4で始まることがありますが、黄色(事業用は黒)のナンバーなら2年ごとです。

黒ナンバーの軽トラは車検が毎年になりますか?

黒ナンバー(事業用)の軽トラも2年ごとです。

法定費用は重量税が自家用より安く、13年未満なら24,840円(重量税5,200円・自賠責17,540円・印紙代2,100円)です。

軽トラの車検費用の相場はいくらですか?

楽天Car車検に掲載されている軽トラの作業実績では、半分の車が5万円台から8万円台前半に収まっていました。

整備がほとんどない車は3万円台後半から4万円台で済んだ例があり、足回りやブレーキの修理が重なった車は10万円を超えていました。

古い軽トラは車検を通すべきですか?買い替えたほうがいいですか?

年数だけで決める必要はありません。楽天Car車検の実例では、18年以上たった車の総額の中央値は70,000円で、10〜12年の車(66,000円)と大きくは変わりませんでした。

高くなるのはブレーキの液漏れや足回りの部品の交換が重なったときなので、見積もりが10万円を超えたら、今の買取額も確かめてから決めると比べやすくなります。

売る場合の方法は、この下の「車検をやめて車を売るほうが得なこともある」の節にまとめています。

軽トラの車検は陸運局で受けますか?

自分で持ち込むユーザー車検は、陸運局(運輸支局)ではなく軽自動車検査協会の事務所・支所で受けます。事前の予約が必要で、検査手数料は2,500円です。

乗用車用のタイヤ(普通タイヤ)でも車検に通りますか?

通る場合があります。審査事務規程では、荷物を最大まで積んだ状態で1本のタイヤにかかる重さが負荷能力以下かどうかで判断していて、LT規格かどうかでは決めていません。

ロードインデックスの小さいタイヤは足りないことがあるので、替える前に店で確かめてください。

荷台に荷物を積んだまま車検に出してもいいですか?

検査場では、荷台に物を載せていない状態で受けることになっています。店に預ける場合も、前もって降ろしておいてください。

幌や荷台のボックスを付けている場合は、付けたまま受けられるかを予約のときに確かめてください。

軽トラの車検に納税証明書はいりますか?

軽自動車税の納付の情報が電子で確かめられる場合は、原則いりません。

納めてすぐに車検を受けるときは情報が反映されていないことがあるので、納税通知書に付いている納税証明書を持っていくと確実です。

車検シールはどこに貼りますか?

フロントガラスの内側で、運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に貼ります(車内から見て右上)。以前のようにルームミラーの裏には貼らなくなりました。

貼り方の詳しい決まりは車検シールの記事にまとめています。

車検をやめて車を売るほうが得なこともある|古い車・修理が重なる車

車検の見積もりで、タイヤやブレーキ、足回りなどの交換がいくつも重なると、法定費用と基本料に整備費用が上乗せされて総額が大きくふくらみます。

年式が古い車や走行距離の多い車は、車検のあとも部品の交換が続きやすく、車検を通して乗り続けるより、手放したほうが出費を抑えられる場合があります。

次のような車は、車検を予約する前に「今いくらで売れるか」も確かめておくと判断しやすくなります。

  • 初度登録から13年を超えて、重量税が上がった車(18年を超えるとさらに上がります)
  • 年式が古い、または走行距離が多く、下取りでは値段がつかないと言われた車
  • 事故や故障で動かない車、大きな修理が必要と言われた車
  • 乗る機会が減って、車検代と税金を払い続けるか迷っている車

車検を通してから売っても、かけた車検費用の分だけ買取額が上がるとは限りません。

また、普通車は抹消登録をすると、翌月から年度末までの自動車税が月割りで戻ります(軽自動車には還付の制度がありません)。

年式が古い車や走行距離の多い車、動かない車の売り先には、廃車買取専門のカーネクストがあります。

どんな車も0円以上で買い取るとしていて、引取は全国どこでも無料(一部の離島を除く)、レッカー代や解体費用、廃車手続きの代行費用もかかりません。

普通車の自動車税の還付手続きも無料で代行し、還付金は買取額とは別に受け取れます。

カーネクスト(廃車買取専門)公式サイトのトップ画面
画像:カーネクスト(廃車買取専門)公式サイト

※査定の依頼は無料です。売ると決めて申し込んだあとに取り消すと、一律30,000円の手数料がかかると利用規約に書かれているので、金額に納得してから申し込んでください。電話でも査定を受け付けています(8:00〜22:00、年中無休)。

まとめ|法定費用と年数を確かめてから見積もりを比べる

軽トラの車検は初回から2年ごとで、法定費用は重さに関係なく、年数と自家用か事業用かで決まります(印紙代は店の種類で少し違います)。

車検証の初度検査の年から法定費用の額を確かめ、車検に必要な整備と予防の整備を分けて説明してもらいながら、2〜3店の見積もりを比べると判断しやすくなります。

この記事のまとめ
  • 楽天Car車検の作業実績464件では、総額の中央値が66,235円。10万円以上は14%
  • 軽トラ(軽貨物)の車検は、自家用も黒ナンバーも初回から2年ごと
  • 法定費用は自家用・13年未満で26,240円。13年経過の重量税は14年目の車検から
  • タイヤはLT規格でなくても負荷能力が足りればよく、アルミホイールはJWLで足りる。はみ出し10mmの特例は使えない
  • 荷台の荷物は降ろし、泥を落としてから受ける。現行の軽トラはOBD検査の対象の一覧に載っていない
  • 近くの店の料金と車名ごとの実例は、楽天Car車検で比べられる

軽トラの車検費用を今すぐ調べる

  • 1郵便番号を入れるだけで、近くの店の料金と口コミが一覧になる
  • 2ネット予約の割引がある店なら、窓口で申し込むより安くなることがある
  • 3見積もりは無料なので、2〜3店を比べてから決められる

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軽自動車の車検全般の費用や、住んでいる地域の具体的な店と価格は、次の記事で比べられます。

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この記事を書いた人

JPCARS編集長。軽自動車から輸入車まで3台を乗り継ぎ、車検・売却・購入を自分で経験。記事は、全国の車検店の料金表と各社・公的機関の公式情報を集計・確認し、費用の内訳と損をしない手順を書いています。

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