車検シール(ステッカー)の貼り方と位置|運転席側の上部に貼るルール、表と裏の見方、再交付の手順

車検シールの貼り方:フロントガラスの運転席側の上部に貼る
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車検シールの正式な名前は「検査標章」です。車検に合格すると交付され、フロントガラスの内側で、運転席側の上部に貼ります。

右ハンドルの車なら右上、左ハンドルの車なら左上で、車の中心からできるだけ離れた位置が基準です。

以前はルームミラーの裏あたりに貼るのが決まりでしたが、今は運転席側の上部に変わっています。

まだミラーの裏に貼ってある場合も、位置が違うことだけで罰則の規定はなく、車検を受けられなくなることもありません。

次に新しい標章を受け取ったときから、運転席側の上部に貼ってください。

この記事では、国土交通省の通知と自動車検査・登録ポータルの案内をもとに、貼る位置と例外、貼り方の手順、表と裏の数字の見方、なくしたときの再交付、仮シール(保安基準適合標章)との違いをまとめました。

目次

車検シールを貼る位置|運転席側の上部が基準

運転席側フロントガラス内側の上部に貼る
50万円以下貼らずに走ったときの罰金
400円なくしたときの再交付手数料

国の省令(道路運送車両法施行規則)では、検査標章は「前面ガラスの内側に前方から見易いように」表示することになっています。

そのうえで、具体的な位置は国土交通省の通知で次のように決められています。

貼る位置の基準
  • フロントガラスの内側に貼る
  • 運転席側の上部に貼る(右ハンドルなら右上、左ハンドルなら左上)
  • 車の中心から、できるだけ遠い位置に貼る
車検シールを貼る位置の図:フロントガラスの内側で運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置。色付きの帯があれば文字が読める位置まで下げる。ドライブレコーダーなどで貼れない場合は、ルームミラーに隠れない見やすい位置に貼る
運転席側の上部に。ルームミラーの裏には貼らない

この位置に貼れないときの例外

国土交通省のQ&Aでは、決められた位置に貼れない場合の扱いも示されています。

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状況貼り方
ガラスの上部が色付き(着色帯)で見えにくい標章の文字が外から読める位置まで下にずらす
ドライブレコーダーやETCのアンテナなどがあって貼れない運転者の視野を妨げない、前方かつ運転席から見やすい位置に貼る。運転席から見てルームミラーに隠れない位置にする
その位置だと運転者の視野を妨げる視野を妨げない、前方かつ運転席から見やすい位置に貼る
サンバイザーを下ろすと一時的に隠れるそのままで問題ない
前の基準どおりルームミラーの裏に貼ってある位置の違いだけで罰則や受検不可はない。次に交付されたときから運転席側の上部に貼る

貼る位置が基準と違っていても、それだけで車検を受けられなくなる扱いはしないと、国土交通省のQ&Aに書かれています。

ただし外から満了の年月が読めることが目的なので、ガラスの端の見えにくい場所や、色の濃いフィルムの上などは避けてください。

フロントガラスがない車

二輪車やトレーラーなど、運転席やフロントガラスがない車は、後ろのナンバープレートの左上に貼ります。

ナンバープレート用の標章は表面だけが印字されたものです。

車検シールの貼り方|きれいに貼る手順

新しい検査標章は、車検証と一緒に渡されます。整備工場で車検を受けた場合は、店で貼ってくれることもありますが、自分で貼っても問題ありません。

台紙は、整備工場などで印刷されるタイプと、運輸支局や軽自動車検査協会で交付されるタイプの2種類があります。

どちらも青いシールと透明のシールでできていて、整備工場などで印刷されるタイプには「貼り合わせ部」があり、そこに透明のシールを貼ってから青いシールを重ねます。

貼る前に、台紙に書かれた説明を読んでください。

STEP
古い標章を剥がす

前の標章は、新しいものを貼る前に剥がします。古い標章が残っていると、外からどちらが有効なのかわかりにくくなります。

STEP
ガラスの内側を拭く

貼る場所の汚れや油分を拭き取り、よく乾かします。くもり止めや油膜が残っていると、はがれやすくなります。

STEP
向きを確かめる

表の大きな数字が、車の外(前方)から読める向きになるように持ちます。車内からは裏面の満了日が見える向きです。

STEP
位置を決めて貼る

運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に、端から空気が入らないように押さえながら貼ります。

STEP
印字をこすらない

満了日の印字は、爪や硬いもので強くこすると削れることがあります。仕上げは指の腹でやさしく押さえます。

古い標章が剥がれにくいとき

古い標章が固くて剥がれない場合は、ドライヤーの温風で少し温めてから、端をゆっくりめくると剥がれやすくなります。

のりが残ったら、ガラス用のシール剥がし剤か、中性洗剤を含ませた布で拭き取ります。

フロントガラスにフィルムを貼っている車や、熱線などがある部分は、カッターや強い溶剤を使わないでください。

車検シールの見方|表は満了の年月、裏は満了日

検査標章には、車検の有効期間がいつまでかが印字されています。表と裏で書いてあることが違います。

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面書いてあること見る場所
表(車の外から見える面)有効期間が満了する年と月。大きい数字が月、小さい数字が年(和暦)車の前方から
裏(車内から見える面)有効期間の満了する年月日運転席から
車検シールの見方の図:表の大きい数字は満了する月、小さい数字は満了する年で、年の数字の位置は毎年動く。裏には満了する年月日が印字されている
月は表の大きい数字で、日付まで知りたいときは裏を見る

年の数字は、1年ごとに位置が変わる

表の小さい数字(年)は、年ごとに右下→左下→左上→右上の順で位置が変わるように決められています。

同じ月の数字でも、小さい数字がどの角にあるかで満了の年が違うので、月だけで判断しないようにしてください。

たとえば表の大きい数字が「3」なら、満了するのは3月です。何年の3月かは小さい数字で読み取り、3月の何日までかは裏面の日付で確かめます。

満了日の2か月前から受ければ期間を損しないので、表の月を見て、その2か月前には予約の準備を始めると間に合います。

電子車検証では、満了日は標章の裏かアプリで見る

今の車検証(電子車検証)は、券面に有効期間の満了日が書かれていません。

国土交通省は、満了日を検査標章(車検ステッカー)か、ICタグを読み取る「車検証閲覧アプリ」で確かめるよう案内しています。

標章の裏は、車内から日付まで確かめられるいちばん手軽な方法です。

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軽自動車の標章も、今は普通車と同じデザイン

軽自動車の検査標章は、以前は普通車と色や大きさが違いましたが、今は登録車と同じデザインのものが交付されています。

前のデザインの標章も、有効期間中はそのまま使えます。

貼らないとどうなる?|罰則の整理

検査標章を表示しないで車を走らせることは、道路運送車両法で禁止されています。よく混同されるので、違反の種類ごとに整理しました。

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状態罰則
有効な車検はあるが、標章を貼らずに走る50万円以下の罰金
車検が切れている、または継続検査に合格していないのに標章を表示している30万円以下の罰金
ほかの車の標章を使う50万円以下の罰金
車検が切れた車で走る(無車検運行)6か月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金、違反点数6点
運転席側の上部ではないが、前から見やすい場所に貼っている位置の指定そのものに罰則の規定はない(車検を受けられなくなる扱いもない)

※道路運送車両法(第58条・第66条・第98条・第108条・第109条・第110条)、同法施行規則、国土交通省のQ&Aによる。

「位置を間違えると罰金」という説明を見かけることがありますが、罰則があるのは標章を表示していない場合です。

運転席側の上部という位置は国土交通省の通知で決められた基準で、施行規則が求める「前面ガラスの内側に前方から見やすく」を満たしていれば、位置の違いそのものを罰する規定はありません。

ただし前から見えない場所に貼っていると、表示していないのと同じと見られるおそれがあるので注意してください。

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なくした・破れた・ガラスを替えたときの再交付

検査標章をなくした、破れた、印字が読めなくなった、フロントガラスを交換した、という場合は、再交付を受けられます。

車検証の提示が必要で、手数料は1件400円です。

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普通車・小型車(登録車)軽自動車
窓口運輸支局・自動車検査登録事務所軽自動車検査協会の事務所・支所・分室
申請書第3号様式軽第3号様式
手数料400円(自動車検査登録印紙)400円
必要なもの車検証、手数料納付書、使用者以外が申請する場合は委任状(申請書に使用者の記名があれば不要)車検証の原本、残っていれば傷んだ標章、使用者以外が申請する場合は申請依頼書

※手数料は改定後の額です。窓口は平日のみの受付です。

STEP
車検証を持って窓口へ行く

登録車は最寄りの運輸支局か自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会の最寄りの事務所・支所・分室へ行きます。

STEP
申請書と手数料を用意する

窓口で申請書を書き、手数料400円を納めます。

STEP
新しい標章を受け取って貼る

交付された標章を、運転席側の上部に貼ります。古い標章が一部残っているなら、先に剥がしてください。

フロントガラスを交換するときは、ガラス交換を頼んだ店に再交付の手続きを任せられる場合もあります。

頼むなら、手数料とは別の代行料の有無を先に聞いておいてください。

仮シール(保安基準適合標章)との違い

民間の指定整備工場で車検を受けると、新しい車検証と検査標章が届くまでのあいだ、「保安基準適合標章」というシールを貼って走ります。

これが、いわゆる仮シールです。

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検査標章(車検シール)保安基準適合標章(仮シール)
交付する人運輸支局・軽自動車検査協会(または手続きを代行する事業者)指定整備工場
有効期間車検の有効期間の満了まで検査をした日から15日間
貼り方フロントガラス内側の運転席側上部車の前面に表示。ガラスに貼るときは二つ折りにする
役割車検に合格していることを示す新しい車検証が届くまで、車検証と標章の代わりになる

仮シールの有効期間は、検査をした日から15日間です。

そのあいだに新しい車検証と検査標章が届くので、届いたら新しい標章を貼り、仮シールは剥がします。

期限が近づいても届かない場合は、期限内に車検を受けた工場へ問い合わせてください。期限が切れると、仮シールでは公道を走れなくなります。

丸い「点検整備済ステッカー」は別物

フロントガラスに貼られることがある丸いステッカーは、定期点検を受けたことを示す「点検整備済ステッカー」です。

自動車関係の団体でつくる定期点検整備促進協議会が作っているもので(国土交通省・警察庁が後援)、法律で決められた標章ではありません。

貼っていなくても罰則はなく、車検の有効期間とも関係ありません。

新しい車検シールはいつ届く?|受け方で違う

新しい検査標章を受け取るタイミングは、どこで車検を受けるかで変わります。

指定整備工場(民間車検場)は自社で検査できるので、その日のうちに仮シールで乗って帰れますが、正式な標章は後日の受け取りになることが多いです。

電子車検証の記録の手続きを任されている工場では、当日に新しい標章を受け取れる場合もあります。

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車検の受け方検査標章の受け取りそれまでの表示
指定整備工場(車検専門店・ディーラーなどの多く)多くは後日、郵送か店頭で受け取る(当日に交付できる工場もある)保安基準適合標章(仮シール)
認証工場(運輸支局へ持ち込む店)運輸支局で合格したときに交付不要
ユーザー車検合格したその場で交付不要

後日の受け取りまでの日数は店によって違い、たとえば車検のコバックは「約1週間ほど」、ホリデー車検は「2週間以内」に車検証とステッカーを届けると案内しています。

仮シールの期限は検査をした日から15日間なので、受け取りの方法(郵送か来店か)を予約のときに確かめておくと迷いません。

※掲載店や割引の内容は変わることがあります。予約の前に各店の条件を確認してください。

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よくある質問

車検シールは自分で貼ってもいいですか?

自分で貼って問題ありません。

フロントガラスの内側で運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に、表の数字が外から読める向きで貼ってください。

ルームミラーの裏に貼ってあります。貼り直さないといけませんか?

ルームミラーの裏は前の基準の位置です。位置が違うことだけで罰則の規定はなく、車検を受けられなくなることもありません。

剥がすと破れることがあるので、次に新しい標章を受け取ったときに運転席側の上部に貼ってください。

ドライブレコーダーがあって運転席側の上部に貼れません。

その場合は、運転の視界の邪魔にならず、外から読めて運転席からも見やすい場所に貼ってください。

あわせて、運転席から見てルームミラーに隠れない位置にするよう国土交通省は案内しています。

車検シールをなくしました。いくらで再交付できますか?

手数料は1件400円です。普通車は運輸支局か自動車検査登録事務所、軽自動車は軽自動車検査協会で、車検証を持って申請します。

表の大きい数字は何を表していますか?

有効期間が満了する月です。小さい数字が満了する年で、日付までは裏面に印字されています。

車検を受けたのに、新しい車検シールがまだ届きません。

指定整備工場で受けた場合、新しい車検証と標章は後日の受け取りや郵送になることが多いです。

仮シール(保安基準適合標章)の期限は検査をした日から15日間なので、それまでに届かなければ工場に問い合わせてください。

車検シールが剥がれかけています。

端が少し浮いているだけなら、ガラスの汚れを拭いてから押さえ直してください。

破れたり印字が読めなくなったりした場合は、車検証を持って窓口で再交付(1件400円)を受けてください。

左ハンドルの輸入車はどこに貼りますか?

運転席側の上部なので、左ハンドルの車は左上です。車の中心からできるだけ離れた位置に貼ります。

古い車検シールを剥がし忘れました。

古い標章は剥がしてください。新しい標章と並んでいると、外からどちらが有効なのかわかりにくくなります。

なお、車検が切れているのに標章を表示することは禁止されています(30万円以下の罰金)。

まとめ|運転席側の上部に、外から読める向きで貼る

検査標章は、外から有効期間がわかるようにするためのものです。

運転席側の上部に、表の数字が前から読める向きで貼り、日付を確かめたいときは車内から裏面を見ます。

なくしたり、ガラスを交換したりしたときは、車検証を持って窓口で再交付を受けられます。

この記事のまとめ
  • 貼る位置はフロントガラス内側の運転席側上部、車の中心からできるだけ離れた場所
  • 色付きの帯があるときは文字が読める位置まで下げる。ドライブレコーダーなどで貼れないときは、視野を妨げない見やすい位置に
  • 表の大きい数字が満了月、小さい数字が満了年。裏には満了日が書いてある
  • 貼らずに走ると50万円以下の罰金。位置の違いだけなら罰則の規定はない
  • 再交付は1件400円。仮シールは検査をした日から15日間有効

車検の時期や費用については、次の記事もあわせて読んでみてください。

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この記事を書いた人

JPCARS編集長。軽自動車から輸入車まで3台を乗り継ぎ、車検・売却・購入を自分で経験。記事は、全国の車検店の料金表と各社・公的機関の公式情報を集計・確認し、費用の内訳と損をしない手順を書いています。

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