シエンタの車検費用はいくら?実例560件の相場|ハイブリッドとガソリンの法定費用

シエンタの車検費用はいくら?実例560件の相場|ハイブリッドとガソリンの法定費用
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シエンタの車検費用は、追加の整備が少なければ5万〜6万円台で済み、足回りの部品やタイヤの交換が重なると15万円を超えることもあります。

楽天Car車検に掲載されているシエンタの作業実績560件では、総額の中央値が93,013円で、半分の車が74,620円から117,250円のあいだに入りました。

シエンタは初代から3代目まで、すべての型式が車両重量1.5t以下の区分です。

そのうえで法定費用に差が出るのは重量税が本則(エコカー)になるかどうかで、燃費の公表値を国の条件に当てはめると、2代目以降のハイブリッド車は本則、ガソリン車はエコカー外の税額になる計算です。

初代はすべてガソリン車なので、13年を過ぎた車は重量税が上がります。

この記事では、80系・170系・10系の型式別の法定費用と、作業実績560件を回数と走行距離で分けた相場をまとめました。

ハイブリッド車の整備モードや補機バッテリーの位置、3代目のOBD検査やリコールなど世代ごとに確かめておきたい点、ディーラーなど依頼先ごとの料金も、トヨタと国土交通省の公表内容をもとに載せています。

この記事の結論

  • シエンタの車検の総額は、楽天Car車検の作業実績560件の中央値で93,013円です。初回にあたる3年以内の車は7万円台、13年以上の車は11万円台でした。
  • すべての型式が1.5t以下の区分で、法定費用はハイブリッド車が34,750円、ガソリン車は13年未満なら44,350円です。2代目・3代目のハイブリッド車は重量税が本則になる計算で、ガソリン車はエコカー外の税額です。
  • 初代の80系はすべてガソリン車で、13年を過ぎると重量税が34,200円、18年を過ぎると37,800円に上がります。見積もりの重量税は、照会サービスで調べた額と見比べてください。
  • 基本料の中央値は掲載店全体で17,850円で、トヨタ系の販売店は39,900円でした。3代目の10系はOBD検査の対象で、店によっては料金が加算されます。
シエンタの車検

シエンタの車検費用楽天Car車検の作業実績560件と掲載店の料金表から

総額の中央値93,013円
基本料の中央値17,850円
法定費用34,750円〜

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目次

【結論】シエンタの車検費用の相場は総額の中央値で9万円台

楽天Car車検には、加盟店が実際に車検をした車の総額(基本料・法定費用・追加の整備を含む)が「作業実績」として掲載されています。

シエンタは「シエンタ」と「シエンタハイブリッド」の2つのページに分かれているので、両方の560件を集計しました。

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全体(560件)シエンタ(487件)シエンタハイブリッド(73件)
中央値93,013円94,400円82,944円
安いほうから4分の174,620円以下76,100円以下68,680円以下
高いほうから4分の1117,250円以上118,370円以上111,350円以上
8万円未満だった車32%31%44%
10万円以上だった車41%43%29%
15万円以上だった車7%8%3%

※楽天Car車検「シエンタ(トヨタ)」「シエンタハイブリッド(トヨタ)」の車検費用実績を集計。「シエンタ」のページはガソリン車が中心だが、説明文からハイブリッド車と分かるものも14件あった。掲載店はガソリンスタンド・車検専門店・整備工場などで、今回の実績に販売店(ディーラー)の店名はなく、メーカー系販売店での車検は入っていない(ホンダ車の販売会社のグループが運営する車検専門店の実績は3件ある)。一部に車検以外の作業の掲載も含まれる(総額4万円未満の8件を除いた中央値は93,260円)。約3割は愛知県の店の実績。

ハイブリッドのページのほうが中央値が1万1千円ほど低いのは、ハイブリッド車は重量税が本則で法定費用が9,600円安いことに加え、初代(ガソリン車だけ)の古い車が含まれないためとみられます。

「シエンタ」のページを2015年式以降に絞ると、中央値は89,907円でした。

シエンタの車検費用 実例560件:総額の中央値93,013円、中ほど半分は74,620〜117,250円。車齢別の中央値は3年以内76,960円、4〜5年80,780円、6〜7年87,965円、8〜9年95,630円、10〜12年104,300円、13年以上113,350円。年数がたつほど総額が上がる。楽天Car車検の作業実績を集計
車齢別の中央値は、年数がたつほど高くなっている

費用の内訳は「法定費用+基本料+整備費用」

車検の総額は、国に納める法定費用、店に払う車検基本料(点検・検査・代行の手数料)、部品交換などの整備費用の3つを足したものです。

法定費用は、印紙代が申請の方法や工場の種類で数百円違う程度で、シエンタならハイブリッド車が34,750円、13年未満のガソリン車が44,350円です。

店によって差が出るのは基本料と整備費用で、楽天Car車検に掲載されている全国5,857店の〜1.5tの車の基本料(ネット予約の割引後)は、中央値が17,850円でした。

追加の整備がほとんどない車なら、法定費用と基本料を足した5万円台(ハイブリッド車)から6万円台(ガソリン車)が下限の目安です。

実例の中央値が9万円台になるのは、ブレーキフルードやエンジンオイル、ワイパーなどの交換が加わる車が多く、年数のたった車では足回りの部品の交換も増えるためとみられます。

楽天Car車検のおすすめポイント

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型式別|シエンタの法定費用早見表

法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代)の3つです。

シエンタは初代から3代目まで、すべての型式が車両重量1.0t超〜1.5t以下の区分に入り、5人乗りか7人乗りか、2WDか4WDかでも区分は変わりません。

重量税の額を分けるのは、エコカーの要件を満たして本則の税率になる型式かどうかです。

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世代・型式年式の目安車両重量継続車検の重量税(2年)
初代 80系(NCP81G・NCP85G)ガソリン2003〜2015年1,210〜1,340kgエコカー外(13年・18年で上がる)
2代目 170系(NSP170G・NCP175G)ガソリン2015〜2022年1,310〜1,380kgエコカー外 24,600円
2代目 170系(NHP170G)ハイブリッド2015〜2022年1,380kg本則 15,000円
3代目 10系(MXPC10G)ガソリン2022年〜1,270〜1,330kgエコカー外 24,600円
3代目 10系(MXPL10G・MXPL15G)ハイブリッド2022年〜1,330〜1,430kg本則 15,000円

※車両重量は国土交通省の燃費一覧(H23.3版〜R8.3版)、トヨタの主要諸元表、トヨタ自動車75年史の値。4WD(E-Four)、助手席の回転シートを付けた車、ウェルキャブ(福祉車両)の車いす仕様車は重くなり、3代目は7人乗りが5人乗りより20kg重い(2代目は5人乗りと7人乗りが同じ車両重量)。いちばん重い3代目のE-Fourの7人乗りでも1,430kgで、1.5tを超える仕様は見つからなかった。8ナンバーの車いす仕様車と4ナンバーのJUNOは、重量税が車両総重量で決まる別の区分になる。本則かエコカー外かは、燃費一覧の燃費基準の達成率と排出ガスの区分を、国土交通省の判定の条件に当てはめた計算(型式ごとに本則かどうかを示した国の一覧は見当たらない)。13年経過の税額は初度登録から12年10か月、18年経過は17年10か月を過ぎた後の車検から。

JPCARS編集長JPCARS編集長

車検証の型式の欄(6AA-NHP170Gなど)にNHPかMXPLが入っていればハイブリッド、NSP・NCP・MXPCならガソリン車です。

見積もりの重量税がどちらの額になっているかを、ここで確かめておくと話が早く済みます。

ハイブリッドは本則、ガソリン車はエコカー外になる理由

継続車検で本則の税率になるのは、排出ガスの性能と燃費基準の達成度が国の要件を満たす車です。

燃費一覧の値を当てはめると、2代目のハイブリッドは前期(DAA-NHP170G)がひとつ前の燃費基準を143%、後期(6AA-NHP170G)が最新の燃費基準を91%達成していて、どちらも本則の条件に入ります。

3代目のハイブリッドも最新の燃費基準を100〜114%達成しています(一部改良の前後で値が違う)。

一方、ガソリン車は、2代目の後期(5BA-NSP170G)が最新の燃費基準の67%、3代目(5BA-MXPC10G)が70〜72%で、本則の条件(80%以上)に届きません。

2代目の前期のガソリン車も、JC08モードの燃費しか持たない車の条件(ひとつ前の燃費基準の116%以上)に届きません。

新車のときにエコカー減税の対象だったガソリン車でも、今の継続車検ではエコカー外の税額になります。

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車両重量1.5t以下本則(エコカー)エコカー外(13年未満)13年経過18年経過
重量税(2年)15,000円24,600円34,200円37,800円

※国土交通省「自動車重量税の税額表」(継続検査・自家用乗用・2年)。今の制度では、本則の要件を満たす車は13年・18年を過ぎても本則のまま。

重量税の額は照会サービスで確かめる

自分の車がどの税額になるかは、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」に車台番号と検査を受ける予定日を入れると、次の車検で払う重量税の額がそのまま表示されます。

改造などで燃費の値が変わった車は、上の当てはめと違うことがあります。

見積もりの重量税が思っていた額と違うときは、照会サービスの額と見比べてください。

法定費用の合計

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重量税の区分当てはまるシエンタ重量税自賠責(24か月)印紙代(指定工場)合計
本則170系・10系のハイブリッド15,000円17,650円2,100円34,750円
エコカー外・13年未満170系・10系のガソリン車、初代の最終型の一部24,600円17,650円2,100円44,350円
エコカー外・13年経過初代の多く34,200円17,650円2,100円53,950円
エコカー外・18年経過初代の初期の車37,800円17,650円2,100円57,550円

※自賠責保険料(自家用乗用・24か月)は次回の改定で18,560円に上がり(保険期間の始まりが改定日以降の契約から)、それぞれの合計は910円高くなる。印紙代は指定工場の窓口申請の額で、OSS申請なら1,850円。

シエンタの重量税と法定費用:全型式1.5t以下。ハイブリッド(170系・10系)は重量税が本則15,000円で法定費用34,750円、ガソリン車(170系・10系)は重量税24,600円で法定費用44,350円、初代80系(13年経過)は重量税34,200円で法定費用53,950円。HVは今の制度なら13年後も本則。照会サービスで車台番号から確認
ハイブリッドかガソリン車か、初代かどうかで法定費用が変わる

店の参考価格は重量税24,600円で計算されていることが多い

楽天Car車検のシエンタハイブリッドのページは、重量税を24,600円として全国平均65,040円(基本料金20,690円+法定費用)と表示し、「年数とエコカー減税に関しては考慮されていません」と注記しています。

ほかの車検店や販売店の料金表でも、重量税を24,600円として計算し、ハイブリッド車は額が異なる場合があると注記するだけの参考価格が見られます。

ハイブリッド車の重量税が本則なら、参考価格より9,600円安くなります。

ユーザー車検なら印紙代は2,500円

シエンタは全世代が5ナンバーの小型車(全幅1,695mm)なので、運輸支局に自分で持ち込むユーザー車検の検査手数料は2,500円です。

法定費用は、ハイブリッド車(本則)なら35,150円、13年未満のガソリン車なら44,750円になり、これに点検整備の費用がかかります。

何回目でいくら?シエンタの車検費用を回数別に

作業実績560件を、掲載された年と年式の差(おおよその車齢)で分けると、次のようになりました。

総額の中央値は車齢が進むほど高くなり、13年以上の区分は3年以内より3万6千円ほど高くなっています。

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車検の回数の目安車齢の目安件数総額の中央値中ほど半分の範囲
1回目(初回)3年以内51件76,960円66,450〜86,950円
2回目4〜5年81件80,780円67,900〜98,000円
3回目6〜7年144件87,965円73,000〜115,650円
4回目8〜9年131件95,630円73,910〜117,000円
5回目10〜12年65件104,300円82,944〜118,370円
6回目以降13年以上88件113,350円93,480〜128,275円

※車齢は「掲載年−年式」で数えた目安で、実際の登録月によって1年ほどずれることがある。

年式で世代を分けた目安では、初代の80系(2014年式まで・115件)の中央値は110,180円、2代目の170系(2015〜2022年式・413件)は90,350円、3代目の10系(2023年式から・32件)は76,550円でした。

2015年式と2022年式には前後の世代が混ざっています。

走行距離では、5万km未満の車が80,781円、5万〜10万kmが99,024円、10万〜14万kmが117,186円で、14万km以上の車は98,200円と10万〜14万kmより低くなっていました。

1回目(3年目)|保証が残っているうちに見てもらう

新車から3年目の最初の車検は、交換する部品が少ないので総額が低めです。

トヨタの一般保証は「新車登録日から3年間または6万km走行時点のいずれか早い方まで」なので、気になる不具合があれば、初回の車検の前に販売店で見てもらうと、保証で直せることがあります。

3代目のハイブリッド車は、新車のときに重量税が免税や減税になっていても、初回の車検からは本則の15,000円になる計算です。

初回の継続車検でも免税になるのは最新の燃費基準を大きく上回る車(登録の時期によって120%以上か125%以上)で、3代目のハイブリッドの達成率(100〜114%)はそこに届かないためです。

2回目(5年目)|ハイブリッド機構の特別保証が切れる

トヨタの特別保証は「新車登録日から5年間または10万km走行時点のいずれか早い方まで」で、駆動用電池(メインバッテリー)やインバーターなどのハイブリッド機構が対象です。

2回目の車検はこの期限と重なるので、ハイブリッドシステムの警告表示が出たことがある車は、車検の前に販売店で点検を受けておくと、保証の条件に当てはまる不具合なら無料で直せます。

3回目(7年目)|冷却水の最初の交換時期

トヨタは乗用車の冷却水(スーパーロングライフクーラント)の交換時期を「新車:16万kmまたは7年」としています。

3回目の車検はちょうど7年目にあたるので、見積もりに冷却水の交換が入ることがあります。実例の説明文でも、冷却水やラジエーターキャップの作業がよく出てきます。

6回目(13年目)以降|初代は重量税が上がる

13年以上の車(88件)は、ほかの区分より総額が高くなっていました。

初代の80系はすべてガソリン車でエコカーの要件を満たさないため、13年を過ぎた後の車検では重量税が34,200円、18年を過ぎると37,800円になります。

初代の最終型は2015年まで作られていたので、これから13年経過の区分に入る車もあります。

170系のガソリン車もいずれ重課

2代目のガソリン車もエコカー外なので、初期の車から順に、初度登録から12年10か月を過ぎると13年経過の税額になります。

ハイブリッド車は、今の制度のままなら13年を過ぎても15,000円のままの計算です(税制が見直されると変わることがあります)。

実例で見るシエンタの車検|総額と整備の内容

シエンタの作業実績から、総額の安いものから高いものまで5件を選んで、整備の内容をまとめました。

同じシエンタでも、交換する部品によって総額が大きく変わることが分かります。

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総額世代走行距離地域主な整備の内容
61,970円10系(MXPC10G)1万〜1万5千km大阪府OBD検査の対象の車なので、入庫したときにOBD検査で問題がないかを先に確認。ブレーキオイルとエンジンオイルの交換
65,000円170系ハイブリッド4万〜4万5千km青森県3回目の車検。交換はエンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキフルードだけ
118,329円170系(NSP170G)約4万9千km静岡県フロントのブレーキパッドとスタビライザーリンクを追加で交換
127,200円170系ハイブリッド約16万5千km愛知県左右のロワアームブーツ、タイロッドエンドブーツ、スタビライザーリンクロッドの交換
154,219円80系(NCP81)約12万1千km大分県ドライブシャフトのアウターブーツの交換

※楽天Car車検の作業実績(店が掲載した内容)を要約。総額は基本料・法定費用・追加の整備を含む。世代は店が書いた型式と年式から判断。

実例から分かること

整備が少ない車は6万円台で済んでいます。

10万円を超えた車では、ブレーキパッドやスタビライザーリンク、ロワアームやドライブシャフトのブーツなど、足回りの部品の交換が加わっていました。

走行距離が伸びた車は、見積もりの足回りの項目を特に確かめてください。

ハイブリッド車の車検で知っておきたいこと

整備モードの切り替えは店が行う

2代目と3代目のハイブリッド車の取扱書には、「修理・車検・整備点検をする場合は整備モードに切りかえる必要がありますので、必ずトヨタ販売店にご相談ください」と書かれています。

検査場の決まり(自動車技術総合機構の審査事務規程 第4章 4-1(2)⑤)でも、受検者は検査の指示に従ってエンジンの始動と停止を行い、ハイブリッド車はそれに「整備モードへの移行等によるアイドリング状態の維持」が含まれるとされています。

店に車検を頼めば、整備士が操作するので、持ち主がすることはありません。

切り替えの手順は取扱書に載っていないので、ユーザー車検で受ける場合は、事前に販売店や整備工場で確かめておいてください。

補機バッテリーはエンジンルームではなく荷室にある

システムを起動するための12Vの補機バッテリーは、2代目のハイブリッド車が「ラゲージルーム(左側)」、3代目のハイブリッド車も「ラゲージルーム」にあり、エンジンルームには積まれていません(取扱書)。

上がったときは、エンジンルームのヒューズボックスの中にある救援用端子を使って、ほかの車からつなぎます。押しがけでの始動はできません。

ガソリン車は、取扱書の救援の手順ではエンジンルームのバッテリーにつなぐようになっています。

交換用の規格も取扱書で決められていて、2代目のハイブリッド車(後期の取扱書)はLN0・35Ah以上、3代目のハイブリッド車はLN1・45Ah以上です。

荷室にあるバッテリーは、エンジンルームにある車とは作業の手順が違います。車検の点検で弱っていると言われたら、交換するかどうかを工賃も含めて見積もりの段階で決めておくと判断しやすくなります。

駆動用電池の冷却フィルターは助手席の下

駆動用電池を冷やす空気の吸入口とフィルターは、2代目・3代目とも助手席の下にあります。

取扱書では、メーターに「駆動用電池の冷却部品のメンテナンス必要」と出たらすぐに清掃し、交通量や粉じんの多い地域で使う場合は「25,000kmごとを目安にフィルターを清掃」するよう書かれています。

フィルターが詰まると電池の温度が上がりやすくなるので、車検の点検のときに一緒に見てもらうと、別の日に店へ行く手間が省けます。

駆動用電池そのものは、車検で決まって交換する部品ではありません。作業実績560件の説明文にも駆動用電池の交換は出てこず、冷却用のフィルターを交換した例が1件あっただけでした。

冷却水は、エンジン用とパワーコントロールユニット用の2つの系統があり(3代目の取扱書)、トヨタはインバーター側の冷却水の交換時期を販売店に確かめるよう案内しています。

世代別|車検の前に確かめておきたいこと

シエンタ 世代別の注意点:80系はすべてガソリン車で、13年・18年で重量税が上がる。170系はスライドドアのリコールを確認、HVは雨水浸入のリコールも。10系はOBD検査の対象で、前輪ロアアームのリコールを確認。リコールは車台番号で検索。バッテリー交換後はドアの初期設定
リコールの対象かどうかは、トヨタのリコール検索に車台番号を入れて確かめられる

80系(初代)|エアバッグのリコールが済んでいるか

初代は多くが13年を過ぎていて、重量税が上がるのは上の回数別の節のとおりです。

そのほかに、初代の一部の車には、エアバッグコントロールユニットの部品が電気ノイズで傷み、「最悪の場合、走行中にエアバッグが展開するおそれ」があるとしたリコール(届出番号4363)が出ています。

なお、国土交通省が「車検で通さない措置」をとっているタカタ製エアバッグのリコールについて、国土交通省の対象車の一覧にシエンタは載っていません。

リコールの修理はトヨタの販売店で無料で受けられるので、未実施のものがあれば車検の時期に合わせて済ませておくと手間が減ります。

170系(2代目)|スライドドアとパーキングブレーキのリコール

2代目には、足踏み式パーキングブレーキのペダルを留めるボルトが緩んで操作できなくなるおそれと、車内への浸水で電装品のコネクタが短絡し、「電動スライドドア装着車は走行中にスライドドアが開くおそれ」があるとしたリコール(5416)が出ています。

対象は2代目の全型式の一部で、浸水の対策は2019年6月ごろまでに作られた車です。

ハイブリッド車には、エンジンルームの後ろのカウルルーバから大雨の水が入り、最悪の場合エンジンが壊れるおそれがあるとしたリコール(4521、のちに対象を広げた5131)もあります。

スライドドアのテープがはがれて雨水が室内に入るおそれがあるとして、点検と補修をするサービスキャンペーン(無料修理)も行われています。

10系(3代目)|OBD検査と前輪ロアアームのリコール

10系はOBD検査の対象

3代目は、ガソリン車(MXPC10G)、ハイブリッド車(MXPL10G・MXPL15G)、車いす仕様車(MXPC12G・MXPL12G)の5つの型式が、OBD検査の対象の型式一覧に載っています。

対象の車は車検証の備考欄に「OBD検査対象」と書かれています。

OBD検査では専用の機器をつないで、エンジンやブレーキなどの電子制御に故障の記録(特定DTC)がないかを調べます。故障の記録があれば、修理しないと車検に通りません。

販売店やチェーンの公開料金では、対象の車に1,012円から5,500円の加算がありました。

3代目には、前輪のロアアームのボールジョイントの取り付け部に亀裂が生じるおそれがあるリコール(5340)と、融雪剤が頻繁にかかると腐食して亀裂が生じるおそれがあるとして、左右のロアアームを対策品に交換するリコール(5445)が出ています。

5445は届け出のときに「部品の準備ができ次第」案内するとされていたので、雪の多い地域で使っている車は、対象かどうかと交換が済んでいるかを販売店で確かめてください。

ハイブリッド車(車いす仕様車を含む)には、パノラミックビューモニターの映像がずれるおそれがあり「保安基準に適合しないおそれ」があるとしたリコール(5731)もあります。

パワースライドドアは閉まり方も見ておく

道路運送車両の保安基準(第25条)では、客室の乗降口に「確実に閉じることができるとびら」を備えることになっています。

スライドドアが最後まで閉まらない、途中で止まるといった症状があれば、予約のときに店へ伝えておくと、点検で一緒に見てもらえます。作業実績560件の説明文には、スライドドアを修理した例は出てきませんでした。

バッテリーを外したら初期設定

2代目・3代目の取扱書では、バッテリー(ハイブリッド車は補機バッテリー)をつなぎ直したときなどは、パワースライドドアを正しく動かすために初期設定が必要で、「スライドドアを手動で一度全閉にしてください」とされています。

車検でバッテリーを交換した車は、受け取るときに初期設定が済んでいるかを店に確かめておくと、帰ってからドアが自動で動かずに困ることがありません。

ウェルキャブの8ナンバー車は初回から2年ごと

車いす仕様車のうち、助手席側のセカンドシートがない仕様は8ナンバー(特種用途自動車)で、トヨタの諸元表では車検が「初回2年・以降2年」とされています(セカンドシート付きの5ナンバー車は初回3年・以降2年)。

特種用途の自家用車は、道路運送車両法61条と施行規則37条で初回3年の対象から外れているためです。

8ナンバー車の重量税は車両総重量で決まり、乗用車とは税額の区分が違うので、見積もりのときに8ナンバーであることを伝えてください。

見積もりが高くなるケース

作業実績560件の説明文から、交換や補充をした部品・整備の名前を数えると、多かった順に次のようになりました(説明文は一覧に表示される冒頭の部分で数えたため、実際に作業した車の割合はこれより多い可能性があります)。

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部品・整備説明文に出てくる割合その作業が出てくる車の総額の中央値(件数)
ブレーキフルード(ブレーキオイル)42%92,357円(233件)
エンジンオイル・オイルエレメント39%98,000円(217件)
冷却水(LLC・クーラント)15%94,415円(82件)
ワイパー(ゴム・ブレード)14%100,205円(78件)
スタビライザーリンク10%103,519円(58件)
エアコンフィルター9%86,450円(51件)
ラジエーターキャップ7%111,648円(38件)
タイヤの交換6%126,370円(34件)

※右の列は、その作業が説明文に出てくる車の総額(基本料・法定費用・ほかの整備を含む)の中央値で、作業そのものの料金ではない。タイヤの交換はローテーションを含めない。

総額が15万円以上になった40件(全体の7%)では、タイヤの交換(18%、全体は6%)、ラジエーターキャップ(20%、全体は7%)、冷却水(23%、全体は15%)が全体より多く出てきました。

ほかにも、ブレーキのディスクやパッド、ロアボールジョイントのブーツ、ショックアブソーバーの交換や、マフラーの劣化が見つかった例がありました。

JPCARS編集長JPCARS編集長

実例の総額は、法定費用と基本料に整備費用を足した額です。

自分の見積もりと比べるときは、整備費用の部分だけを取り出して見ると、どこで差が出ているかが分かります。

依頼先別|ディーラーや車検専門店ではいくら?

車検基本料は、店の種類やチェーンによって大きく違います。

楽天Car車検に掲載されている全国5,857店の、〜1.5tの車の基本料(ネット予約の割引後で、いちばん安いコース)をチェーンごとに集計すると、次のようになりました。

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依頼先(楽天Car車検の掲載店)店舗数基本料の中央値
コスモ石油系の店141店13,200円
ENEOSのサービスステーション(Dr.Driveなど)1,538店15,600円
車検の速太郎131店16,500円
車検のコバック277店19,000円
ホリデー車検39店19,580円
アップル車検63店20,900円
オートバックス230店22,000円
トヨタ系の販売店73店39,900円
掲載店全体5,857店17,850円

※楽天Car車検に掲載されている全国の店の、〜1.5t(中型乗用車)の車の最も安いコースの基本料を集計。基本料はネット予約の割引を引いた額の店が多い。整備費用は含まない。トヨタ系の販売店は、楽天Car車検に掲載している10社・73店の集計。

基本料が掲載店全体の中央値より安かったのは、コスモ石油系の店、ENEOSのサービスステーション、車検の速太郎の3つで、車検のコバック、ホリデー車検、アップル車検、オートバックスは全体より高くなっていました。

トヨタ系の販売店(39,900円)は、全体の中央値の2倍を超えています。

ただ、基本料に含まれる点検の内容や、代車・整備保証の有無は店によって違います。安さだけでなく、何が含まれているかも見積もりで確かめてください。

トヨタのディーラー(販売店)の車検費用の目安

トヨタの販売会社が公開している料金表では、シエンタの基本料金は、トヨタモビリティ新大阪が45,100円(定期点検料・完成検査料・代行手数料の合計)、トヨタモビリティ中京が40,150円でした。

ネッツトヨタ千葉は49,060円、トヨタカローラ愛知は38,940円です。

この4社の基本料金に法定費用を足すと、部品の交換がない場合でハイブリッド車は7万4千〜8万4千円、13年未満のガソリン車は8万3千〜9万3千円ほどになります。

販売会社によってシエンタを入れるクラスが違い、トヨタカローラ愛知の表のように、シエンタを含むクラスの法定費用の例を車両重量1t以下の重量税(16,400円)で計算している表もあります。

販売店の見積もりでも、重量税が1.5t以下の区分で、ハイブリッドかガソリン車かに合った額になっているかを見てください。

ハイブリッド車もディーラー以外で受けられる

シエンタのハイブリッド車の車検は、トヨタの販売店でなくても、ハイブリッド車の整備に対応している車検専門店や整備工場、ガソリンスタンドで受けられます。

一方で、ハイブリッドシステムの警告表示が出ている車や、保証期間中の不具合がある車は、先にトヨタの販売店に相談すると、保証で直せるかどうかが分かります。

\依頼先を決めたら、近くの店の料金を確認/

都道府県別|シエンタの車検費用の目安

車検の基本料は地域によって差があります。

当サイトで楽天Car車検の全国5,857店の料金表を集計し、シエンタが入る中型乗用車(〜1.5t)の区分で、各店のいちばん安いコースの基本料(ネット予約の割引後)を都道府県ごとに平均しました。右の列は、そこに重量税がエコカー外・13年未満の場合の法定費用44,350円を足した額です。

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都道府県掲載店基本料の平均法定費用を足した目安
北海道275店19,346円63,696円
青森県67店18,377円62,727円
岩手県73店22,990円67,340円
宮城県175店16,176円60,526円
秋田県72店27,091円71,441円
山形県60店21,190円65,540円
福島県80店26,577円70,927円
茨城県172店24,093円68,443円
栃木県120店19,091円63,441円
群馬県93店19,583円63,933円
埼玉県380店23,167円67,517円
千葉県257店18,539円62,889円
東京都374店28,375円72,725円
神奈川県289店22,173円66,523円
新潟県92店28,411円72,761円
富山県60店15,324円59,674円
石川県70店15,573円59,923円
福井県52店21,602円65,952円
山梨県75店22,258円66,608円
長野県91店25,937円70,287円
岐阜県113店21,859円66,209円
静岡県213店21,628円65,978円
愛知県430店21,891円66,241円
三重県82店18,351円62,701円
滋賀県64店16,804円61,154円
京都府125店16,487円60,837円
大阪府331店16,445円60,795円
兵庫県203店18,885円63,235円
奈良県66店21,139円65,489円
和歌山県42店22,186円66,536円
鳥取県40店18,154円62,504円
島根県47店23,716円68,066円
岡山県126店17,049円61,399円
広島県173店17,092円61,442円
山口県89店19,429円63,779円
徳島県50店24,046円68,396円
香川県42店18,328円62,678円
愛媛県56店18,409円62,759円
高知県17店21,592円65,942円
福岡県235店14,400円58,750円
佐賀県36店16,008円60,358円
長崎県59店20,737円65,087円
熊本県80店19,154円63,504円
大分県58店17,963円62,313円
宮崎県42店22,354円66,704円
鹿児島県67店19,561円63,911円
沖縄県44店28,768円73,118円

※楽天Car車検の掲載店の料金表を集計(整備費用は含まない)。都道府県名にリンクがあるところは、その地域の車検が安い店を紹介した記事。

基本料の平均が安いのは福岡県(14,400円)、富山県(15,324円)、石川県(15,573円)、高いのは沖縄県(28,768円)、新潟県(28,411円)、東京都(28,375円)でした。

同じ県の中でも店によって1万円以上違うことがあるので、近くの店の料金を並べて比べるのが確実です。

地方別|シエンタの実例の総額

楽天Car車検のシエンタの作業実績を、店の所在地で地方ごとに分けると、総額の中央値は次のとおりです(10件以上ある地方だけ)。

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地方件数総額の中央値
北海道・東北20件96,575円
関東(山梨を含む)162件96,590円
北陸・信越19件86,400円
東海217件97,441円
近畿74件79,682円
中国26件83,206円
九州・沖縄33件85,450円

※実例の多くは東海と関東の店のもの。四国は件数が少ないため載せていない。

シエンタの車検は楽天Car車検がおすすめ|5つの理由

JPCARS編集長JPCARS編集長

同じ地域の店どうしでも、基本料の差は小さくありません。

シエンタの車検は、近くの2〜3店の見積もりを並べると、どこで差が出ているかが見えてきます。

シエンタの車検をどこに頼むか迷ったら、まず楽天Car車検で近くの店を比べると決めやすくなります。

楽天Car車検は「掲載店舗数No.1」をうたう車検の予約サイトで、郵便番号を入れるだけで近くの店の料金、口コミ、作業実績をまとめて見られます。

当サイトで掲載店5,857店の料金表を集計した結果とあわせて、おすすめの理由を紹介します。

車検の予約は楽天Car車検が便利な理由:掲載店が多く近くの店の料金を並べて比べられる、約6割の店がネット予約の割引を出していて割引の中央値は8,000円、実際の総額と口コミで選べる、代車あり93.6%・土日祝OK78.6%など条件で絞り込める、車検を受けると楽天ポイント500ポイント。見積もりの予約は約1分・無料
楽天Car車検の掲載5,857店の料金表とサービス表示を集計

1. 近くの店の料金を並べて比べられる

車検の基本料は、同じ地域でも店によって1万円以上違うことがあります。

楽天Car車検では、郵便番号や現在地から近くの店を探し、コースごとの参考価格を並べて比べられます。

車種ページではシエンタが入る中型乗用車(〜1.5t)の全国平均と都道府県別の平均も見られます。

2. ネット予約の割引がある店が多い

楽天Car車検の料金表では、掲載店の約6割(61.1%)が参考価格にネット予約などの割引を入れていて、割引額の中央値は8,000円でした。

店の窓口で申し込むより、楽天Car車検から予約したほうが安くなる店があります。

3. シエンタの作業実績と口コミで店を選べる

楽天Car車検には、店が実際に車検をした車の総額と作業内容が「作業実績」として載っていて、集計した時点で、シエンタだけでも560件ありました。

店ごとの口コミも読めるので、料金だけでなく説明の丁寧さや仕上がりも比べて選べます。

4. 代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める

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掲載店の表示表示がある店の割合
代車あり93.6%
土日祝OK78.6%
1日車検61.4%
クレジットカードOK97.8%
整備保証92.7%
ハイブリッド車OK98.5%

※楽天Car車検の掲載5,857店の店舗情報のサービス表示を集計。

ハイブリッド車に対応している店は掲載店の98.5%で、ほとんどの店で受けられます。

家族の送り迎えなどで車を長く預けられない場合は、1日車検や代車ありの店に絞ると探しやすくなります。

5. 車検を受けると楽天ポイントがもらえる

楽天Car車検で予約して車検を受けると、楽天ポイントが500ポイントもらえます。

時期によってはキャンペーンの条件を満たすと上乗せがあり、楽天Car車検の案内では合計で最大3,100ポイントとなっています(条件は楽天Car車検のページで確かめてください)。

楽天Car車検で予約する流れ

STEP
店を探して無料見積もりを予約する

郵便番号から近くの店を探し、予約フォームから申し込みます(楽天Car車検によると約1分)。

STEP
店で無料の見積もりを受ける

予約した日時に来店し、見積もりの内容を確かめます。

STEP
車検を受ける

見積もりに納得したら車検を依頼します。車検を受けるとポイントがもらえます。

見積もりは無料なので、2〜3店で見積もりを取って比べてから決めても費用はかかりません。

シエンタの車検は楽天Car車検で比べてから決める

5つの理由をまとめると、次のとおりです。

  • 1近くの店の料金を並べて比べられる
  • 2ネット予約の割引がある店が約6割(割引額の中央値8,000円)
  • 3シエンタの作業実績と口コミで店を選べる
  • 4代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める
  • 5車検を受けると楽天ポイントがもらえる

\見積もりだけなら費用はかからない/

シエンタの車検費用を安くする方法

  1. 2〜3店の見積もりを比べる:基本料と整備費用は店ごとに違う。楽天Car車検なら近くの店の参考価格を並べて比べられる。
  2. 部品は工賃も比べる:荷室にある補機バッテリーのように、取り付け場所で作業の手順が変わる部品は、店によって工賃が違うことがある。
  3. 早めに予約する:満了日の2か月前から満了日までに受ければ、次の満了日は変わらない。早めの予約で割引をしている店もある。
  4. 予防のための整備は時期を分ける:すぐに交換しなくてよい部品は、次の点検に回すと1回の支払いを抑えられる。
  5. 任意保険も一緒に見直す:車検の時期に自動車保険の保険料も複数社で比べておくと、年間の維持費をまとめて下げられることがある。

見積もりで確かめる項目

  1. 重量税の額:ハイブリッド車なら15,000円、13年未満のガソリン車なら24,600円が目安。違う額なら照会サービスの額と比べる。
  2. 印紙代:指定工場なら2,100円(OSS申請は1,850円)。料金表の例が改定前の額のままになっている販売店もある。
  3. 車検に通すために必要な整備か:保安基準に合わないために交換が必要なものと、予防のための整備を分けて説明してもらう。
  4. メンテナンスパックや延長保証が入っていないか:販売店の見積もりには、次の点検の費用や保証の延長が一緒に入っていることがある。
  5. OBD検査の料金:3代目なら加算があるか、対象ではない初代・2代目に入っていないか。

ユーザー車検にする場合

ユーザー車検にすれば基本料はかかりませんが、平日に運輸支局へ行く必要があり、点検整備も自分で手配することになります。

ハイブリッド車は、検査の指示に合わせて整備モードなどでエンジンをかけたままにしておく必要があります。

ハイブリッド車の扱いに慣れていないなら、基本料の安い店を探すほうが手間とリスクを抑えられます。

シエンタの車検に関するよくある質問

シエンタの車検は何年ごとですか?

自家用の乗用車なので、新車から最初の車検までが3年、そのあとは2年ごとです。13年を過ぎても間隔は変わりません。

車いす仕様車の8ナンバーの車と、4ナンバーで登録するJUNOは間隔が違います(下の質問と世代別の節)。

シエンタのハイブリッドは13年目に重量税が上がりますか?

2代目(170系)と3代目(10系)のハイブリッド車は、燃費一覧の値を国の判定の条件に当てはめると燃費と排出ガスの要件を満たすので、今の制度では13年を過ぎても本則の15,000円のままの計算です。

実際の額は、国土交通省の次回自動車重量税額照会サービスに車台番号を入れると確かめられます。

車検モード(整備モード)は自分で切り替えられますか?

取扱書には切り替えの手順が載っておらず、「必ずトヨタ販売店にご相談ください」と書かれています。

店に車検を頼む場合は整備士が操作します。ユーザー車検で受ける場合は、事前に販売店や整備工場で確かめてください。

1回目の車検をディーラーで受けるといくらですか?

トヨタの販売会社が公開している料金表では、基本料金が3万9千〜4万9千円ほどで、法定費用を足すと、部品の交換がなくても7万円台から9万円台前半になります(上の「依頼先別」の節)。

見積もりが10万円を大きく超えるときは、メンテナンスパックの延長や延長保証、予防のための整備が入っていないかを内訳で確かめてください。

見積もりが15万円でした。高いですか?

作業実績560件で15万円以上だった車は7%で、高いほうに入ります。

タイヤやバッテリー、足回りの部品の交換が重なると届く金額ですが、車検に必要な整備と予防の整備を分けて説明してもらい、別の店の見積もりとも比べてください。

195/65R15のタイヤを付けても車検に通りますか?

195/65R15は、初代から3代目までのどの取扱書にも載っていないサイズで、取扱書では「メーカー指定サイズ以外のタイヤやホイールを使用しない」とされています。

付け替えた車は、タイヤやホイールが車体からはみ出していると通りません(乗用車のタイヤ側面の文字や保護帯の部分だけは10mm未満まで認められる)。

外径が変わるとスピードメーターの誤差も見られるので、付けたまま受けられるかは車検を頼む店に確かめてください。

JUNOの車検はふつうのシエンタと違いますか?

JUNOはシエンタのハイブリッド車をもとにした2人乗りの車で、4ナンバー(小型貨物)で登録されます。

貨物車なので車検は初回が2年、そのあとは毎年で(道路運送車両法61条)、重量税も貨物の区分です。

トヨタは、家具モジュールは積載物なので車検のときはすべて外すよう案内しています。

シエンタの車検シールはどこに貼りますか?

フロントガラスの内側で、運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に貼ります(車内から見て右上)。

以前のようにルームミラーの裏には貼らなくなったので注意してください。

貼り方の詳しい決まりは車検シールの記事にまとめています。

車検をやめて車を売るほうが得なこともある|古い車・修理が重なる車

車検の見積もりで、タイヤやブレーキ、足回りなどの交換がいくつも重なると、法定費用と基本料に整備費用が上乗せされて総額が大きくふくらみます。

年式が古い車や走行距離の多い車は、車検のあとも部品の交換が続きやすく、車検を通して乗り続けるより、手放したほうが出費を抑えられる場合があります。

次のような車は、車検を予約する前に「今いくらで売れるか」も確かめておくと判断しやすくなります。

  • 初度登録から13年を超えて、重量税が上がった車(18年を超えるとさらに上がります)
  • 年式が古い、または走行距離が多く、下取りでは値段がつかないと言われた車
  • 事故や故障で動かない車、大きな修理が必要と言われた車
  • 乗る機会が減って、車検代と税金を払い続けるか迷っている車

車検を通してから売っても、かけた車検費用の分だけ買取額が上がるとは限りません。

また、普通車は抹消登録をすると、翌月から年度末までの自動車税が月割りで戻ります(軽自動車には還付の制度がありません)。

年式が古い車や走行距離の多い車、動かない車の売り先には、廃車買取専門のカーネクストがあります。

どんな車も0円以上で買い取るとしていて、引取は全国どこでも無料(一部の離島を除く)、レッカー代や解体費用、廃車手続きの代行費用もかかりません。

普通車の自動車税の還付手続きも無料で代行し、還付金は買取額とは別に受け取れます。

カーネクスト(廃車買取専門)公式サイトのトップ画面
画像:カーネクスト(廃車買取専門)公式サイト

※査定の依頼は無料です。売ると決めて申し込んだあとに取り消すと、一律30,000円の手数料がかかると利用規約に書かれているので、金額に納得してから申し込んでください。電話でも査定を受け付けています(8:00〜22:00、年中無休)。

まとめ|ガソリンかハイブリッドかと年数を確かめてから見積もりを比べる

シエンタの車検費用は、ハイブリッドかガソリン車か、初代かどうかで法定費用が変わり、そこに店の基本料と整備費用が加わります。

車検証の型式で重量税の区分を確かめ、3代目ならOBD検査の料金、中古で買った車ならリコールの対象かどうかも見たうえで、2〜3店の見積もりを並べると判断しやすくなります。

この記事のまとめ
  • 総額の中央値は93,013円(楽天Car車検の作業実績560件)。3年以内は7万円台、13年以上は11万円台
  • すべての型式が1.5t以下。法定費用はハイブリッド車34,750円、13年未満のガソリン車44,350円
  • 初代80系は13年・18年を過ぎると重量税が上がる。170系・10系のハイブリッドは今の制度では本則のままの計算
  • 整備モードの切り替えは店に任せる。ハイブリッド車の補機バッテリーは荷室、冷却フィルターは助手席の下
  • 10系はOBD検査の対象。リコールは車台番号で対象かどうかを確かめる
  • 近くの店の料金とシエンタの実例は、楽天Car車検のシエンタのページで比べられる

シエンタの車検費用を今すぐ調べる

  • 1郵便番号を入れるだけで、近くの店の料金と口コミが一覧になる
  • 2ネット予約の割引がある店なら、窓口で申し込むより安くなることがある
  • 3見積もりは無料なので、2〜3店を比べてから決められる

\シエンタの車検、まずは近くの店の料金から/

見積もりは無料です(楽天Car車検)

住んでいる地域の具体的な店と価格は、地域別の車検記事で比べられます。

地域別|車検が安いおすすめ店

この記事で参照した公式情報

この記事を書いた人

JPCARS編集長。軽自動車から輸入車まで3台を乗り継ぎ、車検・売却・購入を自分で経験。記事は、全国の車検店の料金表と各社・公的機関の公式情報を集計・確認し、費用の内訳と損をしない手順を書いています。

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