ハスラーの車検費用はいくら?実例638件の相場と型式別の法定費用|何年目・カスタム

ハスラーの車検費用はいくら?実例638件の相場と型式別の法定費用|何年目・カスタム
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ハスラーの車検費用は、追加の整備が少なければ4万〜5万円台で、足回りのブーツやバッテリー、タイヤの交換が重なると10万円を超えます。

全国の車検店が掲載しているハスラーの作業実績638件では、総額の中央値が74,346円で、半分の車が58,430円から92,400円のあいだに入りました。

金額に差が出るのは、初代か2代目か、重量税が本則になるグレードか、登録から何年たっているか、そしてどこに頼むかです。

軽自動車の重量税は車の重さに関係なく決まりますが、同じハスラーでも、おもに自然吸気かターボかで5,000円と6,600円に分かれます。

初代は、年数とともに足回りのブーツ類やバッテリーの交換が増えます。

この記事では、作業実績を世代と回数で分けた相場、型式ごとの法定費用、依頼先ごとの基本料をまとめました。

あわせて、エネチャージやマイルドハイブリッドの2つのバッテリー、4WDやカメラの扱い、リフトアップや大径タイヤの車検の基準を、スズキと国土交通省、自動車技術総合機構の公表内容をもとに載せています。

この記事の結論

  • ハスラーの車検の総額は、全国の車検店の作業実績638件の中央値で74,346円です。初回は6万円台前半で、3回目(7年目)からは8万円前後が中心です。
  • 重量税は、2代目の自然吸気と初代のS-エネチャージの自然吸気などが本則の5,000円、ターボはマイルドハイブリッドでもエコカー外の6,600円の計算です。法定費用は24,640円か26,240円です(指定工場の場合)。
  • 軽の13年経過は初度検査の年から13年たった年の11月以降の車検からで、初代でもまだ先です。2代目もOBD検査の対象の一覧には入っていません。
  • 軽自動車の基本料の中央値は、全国5,857店の料金表で16,500円でした。コスモ石油系とENEOSはこれより安く、スズキの販売会社の例では点検・検査・代行の料金が38,280円です。
ハスラーの車検

ハスラーの車検費用全国の車検店の作業実績638件と料金表から

総額の中央値74,346円
基本料の中央値16,500円
法定費用24,640円〜

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目次

【結論】ハスラーの車検費用の相場は総額7万円台が中心

全国の車検店が掲載している作業実績(基本料・法定費用・追加の整備を含む実際の総額)から、ハスラーの638件を集計すると次のようになりました。

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全体(638件)初代(410件)2代目(224件)
中央値74,346円79,408円66,826円
安いほうから4分の158,430円以下61,430円以下53,010円以下
高いほうから4分の192,400円以上98,880円以上81,491円以上
8万円未満だった車58%51%73%
10万円以上だった車19%23%13%

※作業実績は、車検の予約サイト「楽天Car車検」に掲載されている「ハスラー(スズキ)」の車検費用実績を集計(集計した時点で638件)。掲載店はガソリンスタンド・車検専門店・整備工場などで、今回の実績にスズキの販売会社(ディーラー)の店名はなく、メーカー系販売店での車検は入っていない。初代と2代目は説明文の型式と年式から分けた目安で、年式の記載が発売より前の4件は世代の列に入れていない。一部に車検以外の作業の掲載も含まれるが、総額が法定費用より低いものなど17件を除いても中央値は74,805円で、ほとんど変わらない。

ハスラーの車検費用 実例638件:総額の中央値74,346円、中ほど半分は58,430〜92,400円。回数別の中央値は1回目61,045円、2回目72,804円、3回目80,840円、4回目79,550円、5回目78,546円。3回目からは8万円前後。全国の車検店の作業実績を集計
初回は6万円台前半、3回目からは8万円前後が中心

2代目のほうが低いのは、2代目の実例の多くが1回目か2回目の車検で、交換する部品が少ないことが大きいとみられます。

初代は10万円以上だった車が23%と、2代目の13%より多くなっていました。

費用の内訳は「法定費用+基本料+整備費用」

車検の総額は、国に納める法定費用、店に払う車検基本料(点検・検査・代行の手数料)、部品交換などの整備費用の3つを足したものです。

法定費用は重量税の区分で決まり、13年未満のハスラーなら24,640円か26,240円です(次の節で型式ごとに整理)。

全国5,857店の車検の料金表を集計すると、軽自動車の基本料(ネット予約の割引後)の中央値は16,500円で、店によって差が出るのは基本料と整備費用です。

そのため、追加の整備がほとんどない車なら、法定費用と基本料を足した4万円台前半が下限の目安になります。

実例の中央値が7万円台になるのは、ブレーキフルードやエンジンオイルの交換に加えて、年数のたった初代で足回りのブーツ類の交換が加わるためとみられます。

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型式別|ハスラーの法定費用と重量税

法定費用は、自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料(印紙代)の3つです。

軽自動車の重量税は車両重量に関係なく決まりますが、燃費と排出ガスの基準を満たす型式は本則、満たさない型式はエコカー外の税額になり、エコカー外の車は13年・18年を過ぎると上がります。

まず車検証で「型式」と「初度検査年月」を確かめてください。

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世代・型式年式の目安車両重量重量税の区分(計算)
初代 MR31S 自然吸気・CVT・2WD(G・Xのエネチャージ付き)2014〜2015年780〜800kg本則
初代 MR31S 上記以外(4WDのCVT、ターボ、A、5MT)2014〜2019年750〜870kgエコカー外
初代 MR41S 自然吸気(S-エネチャージ、2WD・4WD)2015〜2019年780〜850kg本則
初代 MR41S ターボ(S-エネチャージ)2015〜2019年810〜870kgエコカー外
2代目 MR92S 自然吸気(マイルドハイブリッド、2WD・4WD)2020年〜810〜890kg本則
2代目 MR52S ターボ(マイルドハイブリッド、2WD・4WD)2020年〜820〜900kgエコカー外

※車両重量は国土交通省「自動車燃費一覧」とスズキの主要諸元の値。本則かどうかは、燃費一覧の燃費基準の達成度と排出ガスの低減レベルを、国土交通省の判定の条件に当てはめた計算。初代はWLTCモードの値がないので、ひとつ前の燃費基準の116%以上で本則になる(MR31SのG・Xの自然吸気・CVT・2WDは119%、MR41Sの自然吸気は124〜130%、それ以外は114%以下)。2代目の自然吸気は、ひとつ前の燃費基準(JC08モードの値で117〜124%)を達成したうえで最新の燃費基準の83〜88%(本則の条件は80%以上)。2代目のターボは、排出ガスの低減レベルが25%で本則の条件(今の規制値から50%以上の低減)に届かず、最新の燃費基準も74〜80%。条件は今の制度のもので、最新の一部仕様変更後の車は燃費一覧にまだ載っていない。

JPCARS編集長JPCARS編集長

見積もりの重量税が5,000円か6,600円かで、1,600円違います。

自然吸気の2代目や、S-エネチャージで自然吸気の初代なのに6,600円になっていたら、照会サービスで調べた額を見せて店に聞いてみてください。

マイルドハイブリッドでもターボはエコカー外

2代目は全車がマイルドハイブリッドですが、重量税が本則になるのは自然吸気の車だけの計算です。

ターボ(MR52S)は、排出ガスの低減レベルが本則の条件に届かず、燃費も最新の燃費基準の74〜80%なので、エコカー外の6,600円になります。

スズキの発表資料でも、2代目で新車の重量税が減税になるのは自然吸気の車で、ターボは「-」(減税なし)とされています。

初代も同じで、ハイブリッドの仕組みがあるかどうかではなく、型式ごとの燃費と排出ガスの値で分かれます。

S-エネチャージの自然吸気(MR41S)は本則、S-エネチャージでもターボは燃費基準の113%以下でエコカー外です。

重量税の区分ごとの法定費用

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重量税の区分重量税自賠責(24か月)印紙代(指定工場)合計
本則5,000円17,540円2,100円24,640円
エコカー外・13年未満6,600円17,540円2,100円26,240円
エコカー外・13年経過8,200円17,540円2,100円27,840円

※国土交通省「自動車重量税の税額表」(継続検査・検査対象軽自動車・2年自家用)。本則の条件を満たす型式は、13年・18年を過ぎても本則のまま。18年経過の重量税は8,800円。自賠責保険料(軽自動車・24か月)は次回の改定で18,660円に上がり(保険期間の始まりが改定日以降の契約から)、合計はそれぞれ1,120円高くなる。印紙代はOSS申請なら1,850円。

検査手数料(印紙代)も改定で上がり、指定工場で受ける場合は2,100円になりました。

ひとつ前の制度では重量税が本則になる条件も今より低く、初代のターボ(MR41S)なども5,000円でした。

前回の車検の明細より法定費用が高くなっていることがあるのは、この2つのためです。

ハスラーの法定費用(2年分):本則(重量税5,000円)は自然吸気(初代は一部を除く)、エコカー外(6,600円)はターボと初代MR31Sの一部。本則24,640円、エコカー外26,240円、13年経過(8,200円)27,840円。自賠責17,540円・印紙代2,100円を含む
軽の重量税は重さに関係なく、本則かどうかと年数で決まる

重量税の額は照会サービスで確かめる

軽自動車は、軽自動車検査協会の「次回自動車重量税額照会サービス」に車台番号と検査を受ける予定日を入れると、次の車検で払う重量税の額が表示されます。

予約サイトのハスラーの車種ページに出ている参考価格は、重量税を6,600円として計算しています。

本則の型式なら参考価格より1,600円安くなります。

初代の13年経過は「初度検査の年から13年たった年の11月」から

軽自動車の重量税は、初度検査を受けた年から13年たった年の11月以降に受ける車検から、13年経過の税額になります(登録車は月単位で数えるので、数え方が違います)。

初代でいちばん古い2014年に初度検査を受けた車は、2027年11月以降に受ける車検からです。

そのため、初度検査が1〜10月の車は、13年目(6回目)の車検が13年たった年の11月より前に来るので、エコカー外でも6,600円のままの計算です。

13年経過の8,200円になるのは、その次の15年目の車検からです(11月・12月の車は、6回目の車検を11月以降に受けると8,200円)。

本則の型式は13年を過ぎても5,000円のままなので、初代で13年経過の税額になるのは、MR31S(G・Xの自然吸気・CVT・2WDを除く)とMR41Sのターボです。

ユーザー車検なら印紙代は2,500円

自分で軽自動車検査協会に持ち込むユーザー車検の検査手数料は2,500円です。

法定費用は、本則なら25,040円、エコカー外なら26,640円で、基本料はかからない代わりに、点検整備を自分で手配することになります。

何年目でいくら?ハスラーの車検費用を回数別に

作業実績を、掲載された年と年式の差(おおよその車齢)で分けると、次のようになりました。

初回の車検にあたる3年以内の車は中央値が6万円台前半で、3回目(6〜7年)からは8万円前後で横ばいです。

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車検の回数の目安車齢の目安件数総額の中央値中ほど半分の範囲
1回目(初回)3年以内100件61,045円50,000〜73,362円
2回目4〜5年154件72,804円55,900〜89,683円
3回目6〜7年132件80,840円63,390〜102,320円
4回目8〜9年127件79,550円64,241〜92,400円
5回目10〜12年121件78,546円61,870〜102,200円

※車齢は「掲載年−年式」で数えた目安で、実際の登録月によって1年ほどずれることがある。年式の記載が発売より前の4件を除いた634件。発売からまだ13年たっていないので、13年以上の車はない。

世代で分けると、2代目は1回目(97件)が61,240円、2回目(122件)が71,250円でした。

初代は3回目から5回目まで、中央値が78,546〜81,000円の範囲に収まっていて、回数による差は小さくなっています。

走行距離では、5万km未満の車が69,710円、5万〜10万kmの車が79,300円でした。

10万〜14万kmの車(47件)は78,800円、14万km以上の車(15件)は82,324円で、5万kmを超えると8万円前後です。

※世代は、説明文に型式があればそれで(MR31S・MR41Sは初代、MR52S・MR92Sは2代目)、なければ年式(2020年式以降を2代目)で分けた目安。2020年式には初代の車も混ざる。

1回目・2回目(3年目・5年目)|保証が切れる時期

スズキの長期メンテナンス保証のページでは、自動車の保証は一般保証部品(3年間)と特定保証部品(主に5年間)に分かれるとされています(同じページの図では3年または6万km、5年または10万km)。

一般保証の例にはエアコンやパワーウインドウ、特定保証の例にはエンジンやオートマチックトランスミッションが挙げられています。

初回の車検は一般保証が、2回目の車検は特定保証が切れる時期にあたるので、気になる不具合は保証期間のうちに販売会社で見てもらうと、修理代がかからずに済むことがあります。

初回と2回目の車検で延長保証に入れる

スズキの新車延長保証「保証がのびた」は、新車の購入時のほか、初回と2回目の車検のときにも加入でき、新車購入時から最長で7年間の保証(乗用系)が付けられるとされています。

軽の乗用車の料金は、初回の車検で入るコース(4〜5年目を保証)が11,000円、2回目の車検で入るコース(6〜7年目)が23,000円です。

新車で買ったワンオーナー車に限られるので、初回か2回目の車検を販売会社で受けるなら、見積もりのときに条件と料金も聞いておくと比べやすくなります。

3回目(7年目)以降|足回りのブーツ類の交換が増える

タイロッドエンドやロアアームのボールジョイントなど、足回りの継ぎ目のゴムのブーツは、年数とともに傷みます。

説明文にブーツ類が出てくる割合は、3年以内の車では1%でしたが、4〜5年で8%、6年を過ぎると18〜25%に増えていました。

スタビライザーリンクの交換も、6年を過ぎた車で7〜12%に出てきます。

世代で比べると、ブーツ類が出てくる割合は初代が20%、2代目が7%で、年数のたった初代ほど足回りの整備費用がかかりやすくなっています。

実例で見るハスラーの車検|総額と整備の内容

ハスラーの作業実績から、総額の安いものから高いものまで5件を選んで、整備の内容をまとめました。

同じハスラーでも、交換する部品によって総額が大きく変わることが分かります。

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総額世代走行距離地域主な整備の内容
41,610円2代目(初回)2万〜2万5千km神奈川県ブレーキオイルの交換とブレーキのクリーニングなど、店の基本のコースの作業だけ
81,000円初代(MR41S・4回目)8万〜8万5千km青森県エンジンオイル・オイルエレメント・ブレーキフルードの交換と、ロアボールジョイントのブーツの交換
83,790円2代目(MR92S・2回目)2万5千〜3万km岡山県ブレーキオイルの交換、左右のロアアームブーツと左右のタイロッドエンドブーツの交換、発炎筒の交換
127,516円初代(MR41S)1万〜1万5千km大阪府事前の見積もりでハンドルまわりにガタつきが見つかり、ステアリングギヤボックスを交換
178,430円初代11万5千〜12万km山口県スタビライザーリンク、前のロアボールジョイントのダストブーツ、後ろのブレーキのカップキット、バッテリー、エアーエレメント、タイヤの交換、下回りの塗装など

※車検店が掲載した作業実績を要約。総額は基本料・法定費用・追加の整備を含む。世代は年式と店の記載(型式)から判断。回数は年式と掲載日から数えた目安。

実例から分かること

整備が少ない2代目の初回は、4万円台で済んでいます。

一方で、2代目でも5年目の2回目で足回りのブーツを左右とも交換した例があり、ブーツの交換が入ると8万円台になっていました。

10万kmを超えた初代では、足回りの部品にバッテリーやタイヤの交換が重なり、17万円を超えた例もあります。

ハスラーのバッテリー|鉛とリチウムイオンの2つがある

ハスラーは12Vの鉛バッテリーのほかに、初代のエネチャージ・S-エネチャージ車(A以外のCVT車)と2代目の全車で、リチウムイオンバッテリーが助手席の下(シートアンダーボックスの下)にあります。

車検の見積もりに「バッテリー交換」と書かれていたら、どちらのバッテリーかを確かめてください。

ハスラーの2つのバッテリー:鉛バッテリーはアイドリングストップ車用のK-42Rで、指定の形式に交換。リチウムイオンバッテリーはエネチャージ車と2代目の助手席の下にあり、点検は不要で交換は販売店に相談。ランプの点滅は交換時期や異常のサイン。月に1度は30分以上走って充電
見積もりの「バッテリー交換」がどちらのバッテリーかを確かめる

鉛バッテリーはアイドリングストップ車用のK-42R

取扱説明書のサービスデータでは、アイドリングストップ付きの車の鉛バッテリーの形式は、初代・2代目ともK-42Rです(初代のアイドリングストップなしの車は38B19R)。

アイドリングストップ付きの車は「高性能な専用の鉛バッテリー」を使っていて、交換するときは指定のバッテリーを使うよう書かれています。

守らないと、アイドリングストップが正常に作動しなくなったり、バッテリーの寿命が短くなったりするおそれがあるとされています。

作業実績では、説明文にバッテリーの交換が書かれていた車は41件(6%)で、8〜9年の車では9%でした。

バッテリーの交換が入った車の総額の中央値は93,874円で、全体より2万円近く高くなっています。

アイドリングストップのランプが点滅したら

2代目の最新の取扱説明書では、アイドリングストップシステムOFF表示灯が点滅するのは、システムの異常、リチウムイオンバッテリーの異常、鉛バッテリーの交換時期のどれかのときとされ、スズキ販売店で点検を受けるよう書かれています。

リチウムイオンバッテリーに異常があるときは、別に「Liバッテリー警告灯」も点灯します。

検査のときに点いたままだと受けられない警告灯は、エアバッグ、ブレーキ、ABS、エンジンの表示で(審査事務規程 第1章「審査時車両状態」)、アイドリングストップのランプはこれに入っていません。

ただ、点滅の理由が鉛バッテリーの交換時期かリチウムイオンバッテリーの異常かで費用が大きく変わるので、車検の前に原因を確かめておくと見積もりを比べやすくなります。

リチウムイオンバッテリーは自分で外さない

取扱説明書では、リチウムイオンバッテリーは点検不要とされる一方、取り外したり分解したりしない、水で濡らさない、上に乗ったり荷物を載せたりしないといった注意があり、交換や廃棄はスズキ販売店に相談するよう書かれています。

2代目の取扱説明書には、完全に放電させてしまったリチウムイオンバッテリーは再充電できないとあります。

どちらのバッテリーも少しずつ放電するので、取扱説明書では1か月に1度は30分以上続けて走るよう勧めています。

乗る機会が少ない車は、車検の点検でバッテリーの状態を測ってもらうと、交換の時期を判断しやすくなります。

ハスラーの車検で確かめたいこと|テスター・OBD・リコール・ステッカー

1. 検査のテスターに載せるときはESPを止める

ハスラーの取扱説明書には「車検を受けるときの注意」があり、ESP装備車を検査のテスターに載せるときは、ESP OFFスイッチでトラクションコントロールなどを止めるよう書かれています。

止める機能は、初代ではグリップコントロールやステレオカメラ式の運転支援機能、2代目ではヒルディセントコントロールやスノーモードなどの走行モード(4WD車)、衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールなどです。

ヘッドライトの高さを変えるダイヤル(マニュアルレベリング)も、車検などで光軸を調整するときは0の位置にするよう書かれています。

店に頼めば整備士が操作するので、持ち主が気にするのはユーザー車検のときです。

ESPの操作の詳細は販売店に相談するよう書かれているので、自分で受けるなら前もって確かめておいてください。

2. OBD検査の対象の型式一覧に載っていない

自動車技術総合機構が公表しているOBD検査の対象の型式一覧を見ると、2代目の型式(MR52S・MR92S)も初代の型式も入っていません。

車検で故障診断の機器をつないで電子制御の故障の記録を調べる検査は、今のところハスラーにはありません。

ただ、店によっては点検のひとつとしてOBDの診断をしていて、作業実績の説明文にも15件(2%)出てきました。

料金に含まれているか、別の料金(3,300円などの例)かは、見積もりで確かめられます。

3. リコールと保証期間の延長を確かめる

2代目のターボ車(MR52S)には、2022年8月から2025年7月に作られた車の一部を対象に、エンジンのクランクプーリボルトが折れてエンストに至るおそれがあるとしたリコールが出ています。

それより前のターボ車には、CVTの制御プログラムを直すリコールもありました。

初代にも、エネチャージ仕様車のクランクプーリボルトや、後期の自然吸気の車のVVT(可変バルブタイミング)のオイルコントロールバルブなど、エンジンまわりのリコールがあります。

修理は販売店で無料で受けられるので、中古で買ったハスラーは、スズキのリコール等情報の検索に車台番号を入れて、未実施のものがないか車検の前に確かめてください。

保証期間の延長もあり、初代のフロントコイルスプリングは、凍結防止剤をまく地域や海沿いで端部がさびて折れることがあるとして、新車登録から10年・10万kmまでに延びています(10年を過ぎた車は対象外)。

初代の早い時期の車には、サブマフラー部の「SUZUKI」の刻印がさびで見えなくなり、車検で保安基準の適合性を判断できない場合があるとして、エキゾーストパイプの保証期間を9年に延ばした例もありました(今は期間を過ぎた車がほとんどです)。

4WD車では、初代の2015年5月ごろまでに作られた車に、リヤのデフオイルを封じるオイルシールからデフオイルが漏れるおそれがあるとして、オイルシールを対策品に替えるサービスキャンペーンが出ています。

2代目でも、2022年4月ごろまでに作られた車のエアコンのコンプレッサーは、異音や冷房不良が出たときの保証期間が新車登録から7年(走行距離は無制限)に延びています。

なお、国土交通省がタカタ製エアバッグの未改修車に「車検を通さない措置」をとっているメーカーの一覧に、スズキは入っていません。

ほかのリコールは車検を通さない措置の対象になっていませんが、どれも無料の修理なので、車検のついでに済ませておくと二度手間になりません。

4. カメラの前に車検ステッカーを貼らない

初代のデュアルカメラブレーキサポート付きの車の取扱説明書では、検査標章(車検ステッカー)やETCのアンテナを貼るときは、カメラの前面に貼らないよう書かれています。

車検ステッカーは運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に貼る決まりで、店で貼ってもらったあとも、カメラの前にかかっていないかを見ておくと確実です(車検ステッカーの貼り方)。

2代目の取扱説明書には、スズキの純正品以外のフロントガラスを使うと、カメラが安定して検知できず、システムが正常に作動しない場合があるとも書かれています。

車検でフロントガラスのひびを指摘されて交換する場合は、純正品かどうかも見積もりで確かめてください。

見積もりが高くなるケースと確かめること

作業実績638件の説明文から、交換や点検で名前が出てくる割合を数えると、多かった順に次のようになりました。

説明文は一覧に表示される冒頭の部分で数えたため、実際に作業した車の割合はこれより多い可能性があります。

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整備の内容説明文に出てくる割合10万円以上の車では
ブレーキフルード(ブレーキオイル)40%34%
エンジンオイル・オイルエレメント36%33%
足回りのブーツ類(タイロッドエンド・ボールジョイントなど)15%23%
ワイパー12%13%
冷却水(LLC・クーラント)11%10%
エアコンフィルター9%12%
ヘッドライト(光軸調整・レンズ)7%4%
バッテリーの交換6%15%
スタビライザーリンク6%11%
ブレーキパッド4%7%
タイヤの交換3%7%

※エンジンオイルには、ブレーキオイルなどほかのオイルの交換を含めない。バッテリーは、点検や液の補充だけの記載を除いた交換の記載。タイヤの交換はローテーションを含めない。店の紹介文に出てくる語は数えていない。

総額が10万円以上だった車(124件)では、ブーツ類、バッテリー、スタビライザーリンク、タイヤの交換が出てくる割合が、全体のおよそ1.5倍から2.5倍になっていました。

説明文にオイルやブレーキフルードの交換だけが出てくる車(219件)の中央値は65,240円で、ブーツ類やスタビライザーリンク、バッテリー、ブレーキパッド、タイヤなどのどれかが出てくる車(172件)は86,600円です。

足回りやバッテリーの交換が加わると2万円ほど上がると見ておくと、見積もりを読むときの目安になります。

いちばん多いブレーキフルードとエンジンオイルのうち、エンジンオイルは、取扱説明書で10,000km(ターボ車は5,000km)ごとか6か月ごとの交換とされています。

ターボ車は自然吸気の半分の距離で交換時期が来るので、前回の交換からの距離を見積もりの前に確かめておくと、重ねて交換せずに済みます。

15万円以上だった21件(3%)は、18件が初代でした。

説明文から読み取れる範囲では、ブーツ類の交換が6件、タイヤとバッテリーの交換がそれぞれ4件あり、いくつもの部品の交換が重なった例が中心です。タイヤの溝の基準は車検とタイヤの記事で説明しています。

ブーツ類が破れていると車検に通らない

タイロッドエンドやロアアームのボールジョイント、ドライブシャフトの継ぎ目には、グリスを封じるゴムのブーツが付いています。

審査事務規程では、かじ取装置、サスペンションのアーム類、動力を伝える軸の自在接手部のダストブーツに損傷があるものは不適合とされていて(7-13・7-22・7-9)、破れていれば交換しないと車検に通りません。

JPCARS編集長JPCARS編集長

ブーツの交換は、左右や前後で何か所あるかで金額が大きく変わります。

見積もりに「どのブーツを何か所」と書いてもらうと、別の店と比べやすくなります。

依頼先別|どこで受けるといくら?

全国5,857店の車検の料金表から、軽自動車の基本料(ネット予約の割引後で、いちばん安いコース)をチェーンごとに集計すると、次のようになりました。

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依頼先店舗数基本料の中央値
コスモ石油系の店141店13,200円
ENEOSのサービスステーション(Dr.Driveなど)1,538店15,300円
車検の速太郎131店16,500円
車検のコバック277店18,186円
ホリデー車検39店19,580円
アップル車検63店19,800円
オートバックス230店21,800円
トヨタ系の販売店73店34,950円
掲載店全体5,857店16,500円

※全国5,857店の料金表のうち、軽自動車の区分の最も安いコースの基本料(ネット予約の割引後)を集計。整備費用は含まない。トヨタ系の販売店は掲載している販売会社10社・73店の集計で、スズキの販売会社は含まない。

軽自動車の区分で全体の中央値(16,500円)より安いのは、コスモ石油系の店とENEOSのサービスステーションで、車検の速太郎は全体と同じでした。

車検のコバック、ホリデー車検、アップル車検、オートバックスは全体より高くなっています。

基本料に含まれる点検の内容や、代車・整備保証の有無は店によって違うので、何が含まれているかも見積もりで確かめてください。

スズキの販売会社の料金の例

スズキ自販中部の車検料金表では、「アルト・ワゴンR・ハスラーなど」の軽自動車の基本費用が44,517円です。

内訳は24ヶ月定期点検料金20,680円、検査代行手数料12,100円、総合検査機器使用料金5,500円に、ブレーキオイルの交換やブレーキの清掃などの6,237円が加わったものです。

上の表の基本料と比べるなら、点検・検査・代行にあたる38,280円のほうです。

料金表の車検費用の合計は70,507円で、法定費用は重量税6,600円・印紙代1,850円(OSS申請の額)の25,990円で計算されています(追加の整備があれば変わります)。

重量税が本則の車なら、これより1,600円低くなります。

九州スズキ販売の料金表では、引き取り・納車費用やエンジン・下回りの洗浄を含めて、軽自動車の基本費用が57,200円です。

販売会社は、基本料は車検専門店やガソリンスタンドより高めな一方、リコールや保証の範囲の修理を同じ店で済ませやすくなります。

スズキの販売会社に相談したほうがよいケース

アイドリングストップの表示灯が点滅している車、Liバッテリー警告灯が点いた車、未実施のリコールがある車は、先に販売会社に相談すると、無料で直せる範囲が分かります。

そうでなければ、車検専門店やガソリンスタンド、整備工場でも受けられます。

\依頼先を決めたら、近くの店の料金を確認/

都道府県別|ハスラーの車検費用の目安

車検の基本料は地域によって差があります。

当サイトで全国5,857店の車検の料金表を集計し、ハスラーが入る軽自動車の区分で、各店のいちばん安いコースの基本料(ネット予約の割引後)を都道府県ごとに平均しました。右の列は、そこに重量税がエコカー外・13年未満の場合の法定費用26,240円を足した額です。

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都道府県掲載店基本料の平均法定費用を足した目安
北海道275店17,417円43,657円
青森県67店16,384円42,624円
岩手県73店21,109円47,349円
宮城県175店14,856円41,096円
秋田県72店25,345円51,585円
山形県60店19,348円45,588円
福島県80店25,217円51,457円
茨城県172店22,278円48,518円
栃木県120店17,982円44,222円
群馬県93店18,401円44,641円
埼玉県380店20,709円46,949円
千葉県257店17,676円43,916円
東京都374店25,844円52,084円
神奈川県289店20,309円46,549円
新潟県92店26,945円53,185円
富山県60店15,154円41,394円
石川県70店15,139円41,379円
福井県52店21,253円47,493円
山梨県75店20,501円46,741円
長野県91店24,045円50,285円
岐阜県113店20,625円46,865円
静岡県213店20,266円46,506円
愛知県430店20,748円46,988円
三重県82店17,512円43,752円
滋賀県64店15,959円42,199円
京都府125店15,670円41,910円
大阪府331店15,727円41,967円
兵庫県203店17,941円44,181円
奈良県66店19,219円45,459円
和歌山県42店21,317円47,557円
鳥取県40店17,079円43,319円
島根県47店21,462円47,702円
岡山県126店16,033円42,273円
広島県173店16,777円43,017円
山口県89店17,966円44,206円
徳島県50店21,863円48,103円
香川県42店16,639円42,879円
愛媛県56店17,786円44,026円
高知県17店20,102円46,342円
福岡県235店13,525円39,765円
佐賀県36店14,845円41,085円
長崎県59店19,275円45,515円
熊本県80店18,318円44,558円
大分県58店16,443円42,683円
宮崎県42店20,650円46,890円
鹿児島県67店17,708円43,948円
沖縄県44店27,674円53,914円

※全国5,857店の料金表を集計(整備費用は含まない)。都道府県名にリンクがあるところは、その地域の車検が安い店を紹介した記事。重量税が本則の車は、右の列から1,600円を引く。

基本料の平均が安いのは福岡県(13,525円)、佐賀県(14,845円)、宮城県(14,856円)、高いのは沖縄県(27,674円)、新潟県(26,945円)、東京都(25,844円)でした。

同じ県の中でも店によって1万円以上違うことがあるので、近くの店の料金を並べて比べるのが確実です。

地方別|ハスラーの実例の総額

ハスラーの作業実績を、店の所在地で地方ごとに分けると、総額の中央値は次のとおりです(10件以上ある地方だけ)。

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地方件数総額の中央値
北海道・東北24件77,000円
関東(山梨を含む)114件75,840円
北陸・信越41件73,150円
東海233件74,100円
近畿58件74,423円
中国82件81,857円
四国38件69,870円
九州・沖縄48件61,730円

※実例の多くは東海と関東の店のもの。

ハスラーの車検は楽天Car車検がおすすめ|5つの理由

JPCARS編集長JPCARS編集長

同じ地域の店どうしでも、基本料の差は小さくありません。

ハスラーの車検は、近くの2〜3店の見積もりを並べると、どこで差が出ているかが見えてきます。

ハスラーの車検をどこに頼むか迷ったら、まず楽天Car車検で近くの店を比べると決めやすくなります。

楽天Car車検は「掲載店舗数No.1」をうたう車検の予約サイトで、郵便番号を入れるだけで近くの店の料金、口コミ、作業実績をまとめて見られます。

当サイトで掲載店5,857店の料金表を集計した結果とあわせて、おすすめの理由を紹介します。

車検の予約は楽天Car車検が便利な理由:掲載店が多く近くの店の料金を並べて比べられる、約6割の店がネット予約の割引を出していて割引の中央値は8,000円、実際の総額と口コミで選べる、代車あり93.6%・土日祝OK78.6%など条件で絞り込める、車検を受けると楽天ポイント500ポイント。見積もりの予約は約1分・無料
掲載5,857店の料金表とサービス表示を集計

1. 近くの店の料金を並べて比べられる

車検の基本料は、同じ地域でも店によって1万円以上違うことがあります。

楽天Car車検では、郵便番号や現在地から近くの店を探し、コースごとの参考価格を並べて比べられます。

車種ページではハスラーが入る軽自動車の全国平均と都道府県別の平均も見られます。

2. ネット予約の割引がある店が多い

楽天Car車検の料金表では、掲載店の約6割(61.1%)が参考価格にネット予約などの割引を入れていて、割引額の中央値は8,000円でした。

店の窓口で申し込むより、楽天Car車検から予約したほうが安くなる店があります。

3. ハスラーの作業実績と口コミで店を選べる

楽天Car車検には、店が実際に車検をした車の総額と作業内容が「作業実績」として載っていて、集計した時点で、ハスラーだけでも638件ありました。

店ごとの口コミも読めるので、料金だけでなく説明の丁寧さや仕上がりも比べて選べます。

4. 代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める

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掲載店の表示表示がある店の割合
代車あり93.6%
土日祝OK78.6%
1日車検61.4%
クレジットカードOK97.8%
整備保証92.7%

※掲載5,857店の店舗情報のサービス表示を集計。

通勤や買い物で毎日使うハスラーは、代車ありや1日車検の店に絞ると、車が使えない日を減らせます。

5. 車検を受けると楽天ポイントがもらえる

楽天Car車検で予約して車検を受けると、楽天ポイントが500ポイントもらえます。

時期によってはキャンペーンの条件を満たすと上乗せがあり、楽天Car車検の案内では合計で最大3,100ポイントとなっています(条件は楽天Car車検のページで確かめてください)。

楽天Car車検で予約する流れ

STEP
店を探して無料見積もりを予約する

郵便番号から近くの店を探し、予約フォームから申し込みます(入力は約1分)。

STEP
店で無料の見積もりを受ける

予約した日時に来店し、見積もりの内容を確かめます。

STEP
車検を受ける

見積もりに納得したら車検を依頼します。車検を受けるとポイントがもらえます。

見積もりは無料なので、2〜3店で見積もりを取って比べてから決めても費用はかかりません。

ハスラーの車検は楽天Car車検で比べてから決める

5つの理由をまとめると、次のとおりです。

  • 1近くの店の料金を並べて比べられる
  • 2ネット予約の割引がある店が約6割(割引額の中央値8,000円)
  • 3ハスラーの作業実績と口コミで店を選べる
  • 4代車・土日・1日車検などの条件で絞り込める
  • 5車検を受けると楽天ポイントがもらえる

\見積もりだけなら費用はかからない/

ハスラーの車検費用を安くする5つの方法

  1. 重量税の額を照会しておく:2代目の自然吸気や初代のS-エネチャージの自然吸気は本則の5,000円になる計算。6,600円で見積もられていないか確かめる。
  2. 2〜3店の見積もりを比べる:基本料と整備費用は店ごとに違う。同じ整備の内容で見積もりを取ると、どこで差が出ているかが分かる。
  3. 早めに予約する:満了日の2か月前から受けても、次の満了日は変わらない(車検の期間)。早めに店を決めておくと、見積もりを比べる時間も取れる。
  4. 予防のための整備は時期を分ける:すぐに交換しなくてよい部品は、次の点検に回すと1回の支払いを抑えられる。ブーツの破れのように車検に通らないものは先に直す。
  5. 任意保険も一緒に見直す:車検の時期に自動車保険の保険料も複数社で比べておくと、年間の維持費をまとめて下げられることがある。

見積もりで確かめる項目

  1. 重量税の額:本則か、エコカー外か、13年を過ぎているかで合っているか、照会サービスの額と比べる。
  2. 車検に通すために必要な整備か:ブーツの破れのように保安基準に合わないために交換が必要なものと、予防のための整備を分けて説明してもらう。
  3. 鉛バッテリーの形式:アイドリングストップ付きの車は、取扱説明書で指定されたK-42Rか、それに対応する製品か。
  4. 部品代と工賃が分けて書かれているか:高いと感じた項目は、別の店の見積もりと比べる。

ユーザー車検にする場合

ユーザー車検にすれば基本料はかかりませんが、平日に軽自動車検査協会の事務所へ行き、点検整備も自分で手配することになります。

ESP装備車は、検査のテスターに載せる前にESP OFFスイッチでグリップコントロールなどを止めるよう取扱説明書に書かれているので、扱いに慣れていなければ基本料の安い店を探すほうが手間を抑えられます。

リフトアップ・大径タイヤのハスラーは車検に通る?

ハスラーは、リフトアップや外径の大きいタイヤ、バンパーガードなどでアウトドア向けに仕立てる人もいる車です。

自動車技術総合機構は、「車検対応」の表示がある部品が付いていても、その表示で保安基準に適合しているとは扱わないとしていて、付けた状態で基準に合っているかを1台ずつ確かめます。

コイルやショックのリフトアップは記載変更がいらない

国土交通省の通達では、コイルスプリング、ショックアブソーバ、タイヤ、ホイール、バンパーガード、ラダー、ルーフラックなどを「指定部品」としています。

指定部品をボルトやナットで取り付けた場合は、高さなどが変わっても車検証の記載を変える必要はありません。

コイルスペーサーのように指定部品に入っていない部品で車高を上げ、高さが車検証の値から4cmを超えて変わると、記載変更か構造等変更の検査が必要です。

どちらの場合も、ばねを切ったり、ばねの働きを損なう締め具を付けたりしたものは不合格です(審査事務規程7-22)。

大径タイヤは速度計の誤差を計算しておく

ハスラーの純正タイヤは、初代・2代目とも165/60R15です。

外径の大きいタイヤに替えると、同じ速度計の表示でも実際の速さが上がります。

車検では、速度計が40km/hを指したときの実際の速さが31.0〜42.5km/hに入っているかを測ります(審査事務規程9-11)。

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タイヤのサイズ外径(計算)純正との差40km/h表示のときの実際の速さ(計算)
165/60R15(純正)579mm―40.0km/h
175/60R15591mm+2.1%40.8km/h
165/65R15596mm+2.8%41.1km/h
175/65R15609mm+5.1%42.0km/h
165/70R15612mm+5.7%42.3km/h
165/80R14620mm+7.0%42.8km/h(上限を超える)
165/65R14(インチダウン)570mm−1.5%39.4km/h
155/65R14(インチダウン)557mm−3.8%38.5km/h

※外径は「リム径×25.4+タイヤの幅×偏平率×2」で計算した目安(mm)で、製品によって実際の外径は違う。実際の速さは、純正タイヤのときに速度計の誤差がないと仮定した計算。速度計の誤差は車ごとに違うので、合否は検査の速度計試験機で決まる。

計算では、165/80R14は上限の42.5km/hを超えることがあり、175/65R15や165/70R15も上限に近くなります。

大きなタイヤに替えたら、車検の前に速度計の誤差を店で測ってもらうと確実です。

スズキの取扱説明書は、指定のサイズで4輪ともサイズ、銘柄、溝の模様が同じタイヤを付けるよう求めていて、守らないとABSやESP、グリップコントロールなどが正常に作動しない場合があるとしています。

4WD車は、駆動系の部品に悪影響をあたえるおそれもあると書かれています。

大径タイヤで確かめること

  • はみ出しているのがタイヤ側面の文字や保護帯(リムガード)の部分だけで、10mm未満に収まっているか(乗用車の特例。審査事務規程7-28)
  • ホイールやナットがフェンダーの外に出ていないか
  • 荷重を支える力(ロードインデックス)が足りているか
  • 40km/hを指したときの実際の速さが31.0〜42.5km/hに入っているか

オーバーフェンダーやラダー、バンパーガードは軽の枠に注意

軽自動車は、長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.00m以下と決められています。

ハスラーはカタログの寸法で全長3,395mm・全幅1,475mmなので、長さも幅も枠までの余裕は5mmです。

軽の枠を超えると登録車への切り替えが必要

オーバーフェンダーで幅が1.48mを超えたり、背面のラダーや前のバンパーガードで長さが3.40mを超えたりすると、軽のままでは車検に通りません。

指定部品をボルトで留めた場合でも、小型自動車(登録車)に切り替える手続きが必要になります。

マフラーは性能等確認済表示を確かめる

2010年4月以降に作られた車は、交換したマフラーに、騒音の基準に合うことを示す「性能等確認済表示」などが必要です(審査事務規程7-56)。

ハスラーはどの年式もこの時期より後の車なので、この基準が当てはまります。

カスタムした車を受けてくれるかは、店を選んで見積もりを予約するときに相談できます。

\カスタムしたハスラーも相談できる店を探す/

ハスラーの車検に関するよくある質問

ハスラーの車検は何年ごとですか?

自家用の軽乗用車なので、新車から最初の車検までが3年、そのあとは2年ごとです。

13年を過ぎても間隔は変わりません。満了日の2か月前から受けても、次の満了日は元の満了日から数えます。

ハスラーの初回(1回目)の車検はいくらですか?

作業実績で3年以内の車(100件)の中央値は61,045円でした。

法定費用は、自然吸気なら24,640円、ターボなら26,240円(どちらも指定工場の場合)で、これに基本料と整備費用が加わります。

マイルドハイブリッドなら重量税は安くなりますか?

重量税が本則(5,000円)になるかは、ハイブリッドかどうかではなく、型式ごとの燃費と排出ガスの値で決まります。

2代目は自然吸気が本則、ターボはエコカー外(6,600円)の計算です。

自分の車の額は、軽自動車検査協会の次回自動車重量税額照会サービスで確かめられます。

見積もりが10万円を超えました。高いですか?

作業実績638件で10万円以上だった車は19%で、6〜7年の車と10〜12年の車に限ると27%でした。

年数のたった初代なら珍しい金額ではありませんが、ブーツの破れのように車検に必要な整備と予防の整備を分けて説明してもらい、別の店の見積もりとも比べてください。

アイドリングストップのランプが点滅していても車検に通りますか?

審査事務規程で、点いたままだと検査を受けられない表示とされているのはエアバッグ、ブレーキ、ABS、エンジンで、アイドリングストップのランプは入っていません。

ただ、点滅はシステムやリチウムイオンバッテリーの異常、鉛バッテリーの交換時期を知らせるものなので、スズキ販売店などで原因を確かめてください。

リフトアップや大きいタイヤでも車検に通りますか?

指定部品のコイルやショックをボルトで留めたリフトアップなら、車検証の記載変更はいりません。

大きいタイヤは、速度計の表示と実際の速さの差が基準に収まっているか、はみ出しや荷重を支える力が足りているかも見られます。サイズごとの計算は「リフトアップ・大径タイヤ」の節にまとめています。

ハスラーはOBD検査の対象ですか?

対象ではありません。自動車技術総合機構が公表している対象の型式の一覧に、初代・2代目の型式はありません。

店によっては点検のひとつとしてOBDの診断をするので、料金に含まれているかを見積もりで確かめてください。

車検シールはどこに貼りますか?

フロントガラスの内側で、運転席側の上部、車の中心からできるだけ離れた位置に貼ります(車内から見て右上)。

カメラ付きの車は、取扱説明書でカメラの前面に貼らないよう書かれています。

車検をやめて車を売るほうが得なこともある|古い車・修理が重なる車

車検の見積もりで、タイヤやブレーキ、足回りなどの交換がいくつも重なると、法定費用と基本料に整備費用が上乗せされて総額が大きくふくらみます。

年式が古い車や走行距離の多い車は、車検のあとも部品の交換が続きやすく、車検を通して乗り続けるより、手放したほうが出費を抑えられる場合があります。

次のような車は、車検を予約する前に「今いくらで売れるか」も確かめておくと判断しやすくなります。

  • 初度登録から13年を超えて、重量税が上がった車(18年を超えるとさらに上がります)
  • 年式が古い、または走行距離が多く、下取りでは値段がつかないと言われた車
  • 事故や故障で動かない車、大きな修理が必要と言われた車
  • 乗る機会が減って、車検代と税金を払い続けるか迷っている車

車検を通してから売っても、かけた車検費用の分だけ買取額が上がるとは限りません。

また、普通車は抹消登録をすると、翌月から年度末までの自動車税が月割りで戻ります(軽自動車には還付の制度がありません)。

年式が古い車や走行距離の多い車、動かない車の売り先には、廃車買取専門のカーネクストがあります。

どんな車も0円以上で買い取るとしていて、引取は全国どこでも無料(一部の離島を除く)、レッカー代や解体費用、廃車手続きの代行費用もかかりません。

普通車の自動車税の還付手続きも無料で代行し、還付金は買取額とは別に受け取れます。

カーネクスト(廃車買取専門)公式サイトのトップ画面
画像:カーネクスト(廃車買取専門)公式サイト

※査定の依頼は無料です。売ると決めて申し込んだあとに取り消すと、一律30,000円の手数料がかかると利用規約に書かれているので、金額に納得してから申し込んでください。電話でも査定を受け付けています(8:00〜22:00、年中無休)。

まとめ|型式と重量税の区分を確かめてから見積もりを比べる

ハスラーの車検費用は、世代と年数で整備費用が変わり、軽自動車でも型式によって重量税が5,000円か6,600円かに分かれます。

見積もりの重量税を照会サービスで確かめ、ブーツ類やバッテリーなど車検に必要な整備と予防の整備を分けてもらってから、2〜3店を比べると判断しやすくなります。

この記事のまとめ
  • 全国の車検店の作業実績638件で、総額の中央値は74,346円。初回は6万円台前半、3回目からは8万円前後
  • 重量税が本則になるのは2代目の自然吸気と、初代のS-エネチャージの自然吸気など。ターボはマイルドハイブリッドでもエコカー外
  • 軽の13年経過は初度検査の年から13年後の11月以降の車検から。上がるのはエコカー外の型式で、本則の型式は5,000円のまま
  • 鉛バッテリーはアイドリングストップ車用のK-42R。リチウムイオンバッテリーは助手席の下で、交換は販売店に相談
  • リフトアップは指定部品のボルト留めなら記載変更がいらない。大径タイヤは速度計の誤差、オーバーフェンダーは軽の幅1.48mを確かめる
  • 近くの店の料金とハスラーの実例は、楽天Car車検のハスラーのページで比べられる

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  • 1郵便番号を入れるだけで、近くの店の料金と口コミが一覧になる
  • 2ネット予約の割引がある店なら、窓口で申し込むより安くなることがある
  • 3見積もりは無料なので、2〜3店を比べてから決められる

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住んでいる地域の具体的な店と価格は、地域別の車検記事で比べられます。

地域別|車検が安いおすすめ店

この記事で参照した公式情報

この記事を書いた人

JPCARS編集長。軽自動車から輸入車まで3台を乗り継ぎ、車検・売却・購入を自分で経験。記事は、全国の車検店の料金表と各社・公的機関の公式情報を集計・確認し、費用の内訳と損をしない手順を書いています。

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